よんじゅうご。 ページ46
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「お疲れ様ー！最後どうなるかと思ったけど結果オーライよ！」
最初から1日目と2日目で台本を変えていたこともあって、お客さんには不審に思われることはなく大成功で終わった。
「ねぇ、廉くんは？」
幕が下がって舞台がクラスメートでごった返したせいで見失ってしまった。
どこを見ても廉くんはいない。
「さっき出ていったよ〜」
「Aちゃんも行きな！片付けはやっとくからさ」
「そーそー！永瀬待ってるよ〜たぶん！」
振り返るとクラスのみんなが笑顔で私を見ている。
「うちらはみんな2人のこと応援してんだから！
Aちゃんも余計な事考えるのやめな！」
学校中が敵でも、このクラスのみんなは私の味方でいてくれる気がする。
「ありがとう！」
2段飛ばしで舞台を降りて、走り出す。
長いスカートが邪魔だ。
さっさとドレスを脱ぎ捨てて制服に着替えた。
控え室として使ってる教室には、もう王子様の衣装が綺麗に畳んで置かれていた。
学校中を走り回るけどなかなか廉くんは見つからなくて、再び体育館に戻ってくるとそこはもう劇ではなくて恒例の告白大会の会場だった。
毎年参加者の中から司会が適当な人を選んで、その人は何かを告白しなきゃいけないという企画だ。
入口にいた人に「永瀬廉くん見た？」と聞くと、「暗いからわからないな」と言われた。
どうして廉くんはいなくなっちゃったの？
体育館へ足を踏み入れると、中はそこそこな盛り上がりだった。
ちょうど今2年生の誰かが告白を終えたところらしい。
『次は誰にしようかな〜うーん、…ん？あらら〜？』
私の勘違いでなければ、司会が私を見てニヤニヤ笑っている。
『1年Ｃ組の田中Aさんにしよう！
ほら、ここに上がってきて！
さぁみなさん！今学校中が大注目の彼女は何を告白するんでしょう！』
係の人に促されてついには舞台の上まで来てしまった。
「すみません、急いでるんです…」
「大丈夫大丈夫！人生長いんだからこんな数分の事に急がなくていいよ〜」
呑気な人だ。でも確かに。
「さ、ここでずっと溜め込んできた事ぶちまけちゃって！それから急いでも遅くはないと思うよ？」
マイクの正面に向かって立って前を向くと、体育館の入口から廉くんが入ってくるのが見えた。
呼ばれた時に急いでるからって出ていってたらきっとすれ違ってまだ私は廉くんを探していたと思う。
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藍(プロフ) - ゆかさん» 直ぐには無理ですが、気長に待っていただけると嬉しいです(>_<;) (2018年11月23日 23時) (
レス) id: 6c68d58261 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ゆかさん» ゆかさんコメントありがとうございます！繰り返し読んで頂けて嬉しいです。続編はおいおいあるかもしれませんがこのページの容量がいっぱいなので別の形になるかと思います。 (2018年11月23日 23時) (レス) id: 6c68d58261 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 完結後もずっと読んでます!お時間があればで構いませんので付き合った後のお話書いて欲しいです。 (2018年11月23日 21時) (レス) id: 52df92afc4 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ひかるさん» ひかるさん！！笑 コメントありがとうございます！ まぁ実際には...いないですよね笑笑笑 うぉー！！それは頑張って完結させなければ...なかなか遅筆になってるのでおまたせしてしまうかと思いますが、もうしばらくお待ちください(>_<;) (2018年10月17日 11時) (レス) id: 20736a0343 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 実はこっちも読んでました笑 廉くんの見守り方が素敵でいちいちイケメンでキュンキュンしました///私の学生時代にもこんな人がいてくれたらなぁって思ったり… 神くんの新作は完結したら読もうかなと笑 (2018年10月17日 6時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍 | 作成日時：2018年8月9日 0時
