【暗殺教室】俺？失敗作の出来損ないだ。【磯貝悠馬】 (ページ6)

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たいわ_壱ページ6

「あの、殺せんせー。烏間先生っていらっしゃいますか？」

「見ればわかる通り、今はいませんよ。何か、連絡ですか？」

「はい。俺って、アルビノじゃ無いですか。だから、体育の実技の出席は無理だと、伝えに来ました。」

「ああ、そういうことですか。納得しました。なら、烏間先生に私から伝えておきます。」

「あ、ありがとうございます。で、ではこれで…」

「あ、待ってください。久しぶりに、話しませんか？お茶菓子などはありませんが。」

「あ、いえ。大丈夫です。先生が話すというなら。一緒に話しましょう。」

「ああ、ありがとうございます。最初に謝りたかったんです。君にとっても大切な人が亡くなるところを、見せてしまって。」

「そんな、大丈夫ですよ。気にしなくても。慣れてる、筈ですから。」

「いやいや。気にして無いと、そんな生気のない目は出来ませんよ。前は、生きていたのに。」

「今は、死んでる、と？」

「はい。目が、生きる希望が、死んでいるのでは無いですか？」

「ああ、やっぱり隠し事は無理なんですね。不眠症、みたいで。いつまで執着してんだろ、俺…」

「執着していて、いいんですよ。悲しいなら、言えばいいんです。貴方は昔から、隠しがちなんですからね。」

「はい。また精神的になんかあったら、話しに来てもいいですか？」

「勿論ですよ。断る理由がありません。」

「ありがとうございます。そういえば、今日の奥田さん、凄かったですね。理科得意な筈ですけど、あまり理解出来ませんでした…」

「そうですか。では、また理由を教えてあげますよ。」

「ありがとうございます。あまり長居していたら怒られるので、また。」

「ああ、すみませんね。さようなら。」

「いえ、先生。大丈夫ですよ。さようなら。」