【暗殺教室】俺？失敗作の出来損ないだ。【磯貝悠馬】 (ページ31)

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失敗作にじゅうはちページ31

漣目線

そうして、授業中に眠り続けた時間の更新をして。その日はつつがなく終わった。
特になんの問題があるわけでもなく。
まあ、寝続けたせいであいつに話しかけられたのは問題と言えば問題だか。

そうして、翌日になった。
砲台...じゃなくて律はもとの姿へと変化していた。相変わらず威圧感がすごい。あんなのの横から銃が出てきて殺せんせーの指を吹っ飛ばしたなんて信じたくない。

そんな、普段通り隣人に話しかけることもなく、一日が始まる。今日は昨日無駄に寝たから暇を潰すためにマイクロブロックを買ってきた。あの、Se○iaとかDA○SOとかで売ってるやつ。100円でいい暇潰しになるので、結構気に入っている。暇潰しだけど。
最近動物類を買い尽くして車になった。
この完成品どこにおこうか。家に居場所なんてないからもちろんおくところなんてない。
普段作ったやつは欲しいといわれたらあげるし、特になにも言われなければ分解して学校に起きっぱなしだ。

閑話休題。

で、何を考えていたのだろうか。
そう思ってふと左を向くと、砲台。じゃなくて律。ああ、こいつの画面が小さくなったことについて、だ。また、前の一日が始まるのか。
別に球が飛んできて授業が潰れるのは構わない。いや、せんせーの授業ななるべく聞きたいし、ちゃんとして、していたいのだけど。
普段寝てばっかりの自分の姿を棚にあげる。

そういうところが屑で、生きている価値がないな、と自分で思うところなんだけど。
ほんとに死ねばいいのに。死ねばよかったのに。あのときに、死んでおけばよかったのに！

なんて頭のなかで刃物を振るっていると、左目がチカっとした。思わず振り向く。

逃げるなよ、自分のみっともないとこから逃げんじゃねえよ。なんて声を無視しながら。

そこにあったのは、花束だった。
銃じゃなくて、花束だった。

心底、意味がわからない。