【暗殺教室】俺？失敗作の出来損ないだ。【磯貝悠馬】 (ページ28)

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失敗作にじゅうごページ28

漣目線

すごい、学校いきたくない。
いかなきゃ、いけないからいくけど。
幸い、同居人とは顔を合わせずすんだ。
もう、学校に住み着こうかな。

こんなんいても迷惑だよな。やめよ。
家は居たくないけど。いることを赦してくれたから。居場所。なければ死にたくなるかな。
いや、居場所がなくなって死ねるなら、もうとっくに死んでるんだろうな。あの人は、俺をおいて死んだから。

ぼーっとしながら教室に入ると、今日みた転校生がいた。そうだ、なんか変わったんだった。
めっちゃ渚君たち驚いてる。

先生、残り五円になるまで生徒に金使っちゃ駄目だと思うな。給料日まだ先なのに。
そういえばこの砲台横の席なんだなぁ。背高いから威圧感でちょっと怖い。

話しかけれそうにないので大人しく寝ていようと思う。そんなビビリだから、死ぬ勇気もないんだよ。死にたいなんて、戯言じゃないの。

頭の中のでぐるぐる回る自分の声に聞こえないふりをしながら寝た。

授業出ろよ、でないからクズのまんまなんだよ。早く死ねよ。生きてる理由なんてないくせに！お前なんて生まれなければよかったのに。
なんで息してるの、早く止めてよ！お前の生きてる価値なんて、ない！死んでよ、消えてよ、もう姿見せないでよ！

昔聞いた声が流れている。
またこれか。ずっと、ずっと、「死ね」といい続けられて。夢なのはわかってるけど。さめたくない。忘れたくない！やっと、自分の価値なんてないってわからせてくれたのに！

ふっと、目が覚める。

どんな夢、みてたっけ。
流れる声は覚えている。
内容は一切わからない。
淋しい気持ちだけ、毎回残っている。

今は休み時間らしい。
ゆっくり頭をあげると、あいつの顔が見えた。
すぐ、また突っ伏した。