【暗殺教室】俺？失敗作の出来損ないだ。【磯貝悠馬】 (ページ15)

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失敗作じゅうさんページ15

漣目線

「漣君。渚。班の人数そろった？決まったら、学級委員の私か磯貝君に伝えてね。特に漣君。私達を良く避けるんだから。」

「「班？」」

「忘れたの？来週の修学旅行のよ。」

あー、そういえばそんなのもあった。
修学旅行。テスト終わった後にすぐこれか。と思わないこともないけど。

ま、京都行ったことないしな。
行ってみたい。なんて気分になるのもある。

流石に、休むのは殺せんせーが心配するし。
あと、殺せんせーの弱点がどんな形で見つかるかもわからないし、行っておきたい。

ま、あのせんせーが強制的に連れて行きそうな気もするけど。あの、大荷物持ってるタコが。

あ、なんかたこ焼き食べたい。
今度、買ってこよ。お金、あんまないけどさ。

なんて考えてると僕一人だけの呼び出し。
せんせーがここにいるので、大丈夫だと思うのだろう。体育の時に話があるとこうやって先に呼び出されるから。

「すまないが、これも任務(あんさつ)だ。狙撃手が狙いやすいコースを選択してくれ。」

「はい、分かりました。よく狙撃手、見つかりましたね。」

「ああ、宜しく頼む。…一人しか引き受けて貰えなかったけどな。」

「仕方ないですよ。失礼しました。」

と言って外に出る。
向こうでも暗殺か。
なんか、割と楽しそうじゃない？

体育の時間は外に出れないので、大人しく保健室で寝る。個人的に烏間先生が教えてくれているので、ナイフ術などは大丈夫なのだ。

そして、授業終わり。
寝てたら終わってた。

「ねえ、カルマ君に漣君。同じ班ならない？」

「ん、オッケー。」

「…良いよ。」

というわけで、一番話しやすいメンバーとの班。
これなら、大丈夫。何があっても、怖くない。

「んで、メンツは？渚君と杉野と茅野ちゃんと漣と？」

「あ、奥田さんも誘った！」

「クラスのマドンナ、神崎さんでどうでしょう？」

って感じで、トントン拍子に話が決まっていく。
これは、楽しそうだ。

帰って、笑える旅行になるのか。
帰って、泣く旅行になるのか。

さあ、どっちだろう？