【暗殺教室】俺？失敗作の出来損ないだ。【磯貝悠馬】 (ページ14)

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失敗作じゅうにページ14

漣目線

テスト後日。

「……これは一体どういう事でしょうか。公正さを著しく欠くと感じましたが。」

みんなは、テストの点数に、順位に頭を抱えていた。だって、テスト範囲、二日前に大きく変更したんだから。

俺は、教えてもらってたから、50位以内には入れたけど。確か、33位。

俺のせいで足を引っ張るなんて、冗談じゃない。

「…先生の責任です。この学校の仕組みを甘くみすぎていたようです。…君たちに顔向け出来ません。」

なんて。
少し動揺。あの殺せんせーが。

「あ」

ボソッという。本来の声の小ささ的に、一人しか聞こえていないだろう。
隣の、赤羽カルマ、カルマ以外。

気付いたら俺と自分の解答を持って殺せんせーにナイフを投げつけていた。この賭けは、上手く行くだろうか。

カルマが、「この場をなんとかしてくれる」なんて、希望論の混ざり過ぎてる賭けは。

「いいの～？顔向けできなかったら、俺が殺しに来んのも見えないよ。」

「俺ら、問題変わっても関係無いし。」

「それって、結局さぁ。殺されるのが怖いだけなんじゃ無いの？」

なんて、上手く元に戻してくれた。
賭けは、上手いこと言った。三倍になって戻ってきた気分。

まあ、俺は問題変わっても問題しかないけどな！
昨日、少し先まで教えてもらっていたから。

だから。解けただけで。

そんな凄え。みたいな目で見ないで。
偶然だから！

やっぱ、二倍になって帰ってきたぐらいだわ。
あと、集団で喋らないでくれ。

耳が痛い。
精神的に。

ま、こうやって注目集めんのも、たまにはいいかも、なんて他人事みたいに思ってもいたけどさ。