伝えたい言葉１１～Jaejoong～ (ページ10)

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ひとつになっては果て
またひとつになっては果てる…

今日のジェジュンは
しつこいくらいわたしを愛した。

いつのまにか眠っていたわたし。

何度も鳴る電話が遠くから
聞こえていた。

一度切れた電話がまた鳴って
やっと目が覚めたわたしは
わたしを抱きしめながら眠っている
ジェジュンを起こした。

『ジェジュン……
ジェジュン…起きて？』

『ん？……』

目を開けることなく
わたしの胸に顔を埋めてきたジェジュン。

『電話、何度も鳴ってるよ？
出たほうがいいんじゃない？
急ぎの用事かも…』

そうしてるうちに
また鳴り出した電話。

わたしを抱きしめたまま
画面表示を見た途端
わたしには見せたことがない
とても不機嫌な顔になった。

『どうしたの？出ないの？』

『………』

『もしかしてこの前の…？』

『そう。』

『出たほうがいいよ。
わたし、向こう行ってるから。』

そう言ってベットから出ていこうとする
Aに『ここにいて。』
そう言って電話に出た。

『もしもし…』

ジェジュンが電話に出ると

『オッパー、……』
と甘えた声が聞こえてきた。

２人の会話を聞きたくないわたしは
もう一度ベットから出ようとしたのに
ジェジュンは強く抱きしめて
わたしを離そうとはしなかった。

話しているのは
電話の向こうにいる彼女だけで
ジェジュンは機嫌悪そうに
返事をしているだけ。

ついには

『あのさ、本当に悪いんだけど…
俺、』

その言葉の後に
なにを言うのかわかったわたしは
ジェジュンの口をあわてて塞いだ。

ダメ！言っちゃダメ！！

声を出せないわたしは
無言で必死に訴えた。