伝えたい言葉１１～Jaejoong～ (ページ46)

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俺のために生きてよ… ページ46

今日もまた
友達がやってる店に向かう俺。

カウンターとテーブル席が少しあるだけの
小さな店だけど
あったかくて居心地がいいんだ。

JJ『ただいま。』

蓮『ここはお前の家か？』

JJ『いいじゃん別に。
それに俺、お客さんだよ？
大事にしろよ。』

蓮『はい、はい。
お客様？今日は何にしますか？』

JJ『とりあえずビールで^ ^』

蓮『お待ちどうさまでした！』

JJ『ありがと…^ ^』

ビールを飲んで
今日は何を食べようかと
メニューを見てると

蓮『仕事…忙しいのか？』

JJ『なんで？』

蓮『最近、ここ来るの遅いじゃん。』

JJ『あー…
新しいプロジェクトがあってさ…
俺、一応リーダーなの。
だからいろいろね…』

蓮『あまり無理すんなよ？』

JJ『珍しく優しいじゃん^ ^』

蓮『俺はいつも優しい！』

JJ『あっは！知ってる^ ^』

蓮『バーカ^ ^』

ふと、視線を彼女に向ける。

JJ『……今日も来てるんだね…』

蓮『うん…』

JJ『またお酒だけ？』

蓮『うん…』

JJ『そっか…』

蓮『……決まった？何食うか。』

JJ『あー…野菜炒め定食。』

蓮『了解。』

蓮が厨房に入って行った後
彼女に視線を向けた。

半年くらい前から
ほとんど毎日来てる彼女。

いつも強いお酒だけ飲んで
食事をしているのを
一度も見たことがない。

周りに見えないバリアが
張り巡らされていて
誰も彼女に近づかない。

でも蓮が言ってた。

お酒を持っていくと必ず
『ありがとう…』って

帰る時には必ず
『ごちそうさまでした。』って
言ってくれるって。

それにすごくキレイだって言ってた。