伝えたい言葉１１～Jaejoong～ (ページ39)

今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:82,669 hit

… ページ39

わたしを見つめる
ジェジュンの瞳から
涙が零れ落ちた。

わたしの手が
ジェジュンの頬に触れると
そっと目を閉じた。

これ以上涙がこぼれないように
してるの？

そんなジェジュンを見て
今度はわたしがジェジュンを
抱きしめた。

どのくらい
抱き合っていたのか…

ジェジュンが先に口を開いた。

『マネがAと電話で話してるの
聞いたんだ。』

『………』

『マネに全部話してもらった。
全部聞いて…
ふざけるなって怒った。』

『………』

『事務所の人集めて
何度も何度も話し合った。
電話でも何度も話して
日帰りで日本にも行った。』

『えっ？！』

『事務所のみんなはわかってくれた。
みんな俺にとってAの存在が
どんなに大切か知ってるから。』

『………』

『隠したくないから言うけど
あの社長との仕事はなくなった。』

『まさか話したの？
話したから？だから？』

突然立ち上がって
バックから電話を取り出したA。

誰かに電話を掛けようと
してるけど手が震えて
うまくかけられない。

『なにしてんの！！』

『離して！！！』

落とした電話を拾う。

『A！！！』

俺は電話を奪った。

『いや！！！返して！！！
マネージャーさんに掛けなきゃならないの！
社長さんの番号聞いて
ジェジュンの言ったことは
全部嘘だって！
そしたら…
そしたら……』

泣き崩れたAを
強く抱きしめた。