伝えたい言葉１１～Jaejoong～ (ページ35)

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車が止まると
すぐにドアが開いて
ジェジュンがわたしの隣に乗り込んできた。

そしてすぐに抱きしめられた。

止まっていた涙がまた溢れ出す。

『このままジェジュンの家でいいの？』

JJ『うん、ありがと…』

『マネージャーさんは？』

JJ『帰ったよ。』

『そうなんだ。
じゃ、出るね。』

その間ジェジュンはずっと
わたしを腕の中に閉じ込めたまま…

泣き顔を見られなくてすむから
そのままでいた。

JJ『A…』

『……ん？』

JJ『……楽しかった？
初めての外でのデート…』

『………』

JJ『俺はね…
寂しかったよ…。
だって隣にAいないんだもん…』

『………』

JJ『でもね、
一瞬だったけど
外でAを抱きしめられたのは
嬉しかった^ ^
ホントは泣いてるAじゃなくて
笑ってるAを
抱きしめたかったけどね。』

そう言ったジェジュンが
わたしから離れた。

下を向いてるわたしを見ようと
覗き込むから
思わずジェジュンの目を手で覆った。

JJ『そんなしたら顔見れない。』

『すっごい顔だから…』

JJ『どんな顔でも好きだから大丈夫。』

『泣きすぎて目がうまく開かないくらい
腫れてるの…だから…』

JJ『目腫れてても好きだからいい。』

『マスカラも取れてて
黒い涙流れてる…
それに』

JJ『黒い涙でもいい。
真っ黒になった顔だって大好きだから。』

『汚い顔でもいいの？』

JJ『汚くない！！』

すると突然友達が大声で笑った。