伝えたい言葉１１～Jaejoong～ (ページ23)

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夜中
頬を優しく撫ぜられている気がした。

それが夢なのか現実なのか
わからないまま
しばらくそのままでいると

今度は唇に
何か触れる感触がした。

ゆっくり目を開けると
愛する人の顔がすぐそばにあった。

『ジェジュン……』

JJ『……ごめん…起こして…』

すぐに起き上がって
抱きついた。

JJ『どうしても会いたくて
来ちゃった。』

『嬉しい…』

JJ『どうして泣きながら寝てたの？
悲しい夢でも見た？』

『泣いてた？わたしが？』

JJ『うん…泣いてた…』

『悲しい夢…見てたのかな…
覚えてないけど…』

JJ『A…』

『ん？』

JJ『愛してる…』

『………』

JJ『まった泣いてる？』

『…泣いてない…』

JJ『顔…見せて？』

抱きしめてた腕を緩めると
強く抱きついてきたA。

『…泣いてないよ。
大丈夫だから…いっしょに寝よ？
お願い…』

JJ『うん…寝よっか…』

いつものように
俺の胸に顔を埋めてくるA。

だから俺はそっと抱きしめる。

俺のTシャツをギュッと握る手が
少しだけ震えてて
泣いてるのもわかってたけど
気づかないふりして目を閉じてた。

そうしないと俺も泣いてしまいそうだったから。