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… ページ17
『ごめんね…』
眠るジェジュンを起こさないように
そっと髪に触れながら
話しかけた。
『ジェジュン…
今まで…辛いこと…いっぱいあったね…
でも…これからは幸せなこと、
いっぱいあるよ…
ずっとジェジュンを信じて
待っててくれたファンに
たくさん、
たくさん恩返ししなきゃね…
ごめんね…
約束、守れなくて…
ごめんね…』
涙が止まらなくて
静かに寝室を出た。
ドアが閉まる音を聞いて
そっと目を開けた。
少し前から感じていた違和感は
確かなものになった。
なにがあったの？
どうして ひとりで抱えてるの？
俺から離れてくの？
絶対に離さないよ。
たとえ俺から逃げたって
どこまでも追いかけるから。
こんなに愛した女は
Aだけ。
Aは俺にとって
なによりも 誰よりも大切なんだ。
Aがいない人生なんて
なんの意味もない。
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作者名：ななこ
| 作成日時：2017年12月3日 8時
