伝えたい言葉１１～Jaejoong～ (ページ14)

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あの日から
また会えない日々が続いていた。

どんなに忙しくても
時間を見つけては
ラインや電話をくれるジェジュン。

ジェジュンがくれる
優しい言葉や声は
わたしをとことん泣き虫にした。

夜中電話が鳴る。

『ごめん…寝てたよね？』

『ううん…起きてたよ。
まだ仕事中？』

『これが仕事…なのかな…
日本から人が来てて飲んでる…』

『ご飯は？ちゃんと食べてる？』

『あの人も付いてきてる。』

『……お酒ばっかり飲まないで
ご飯も食べてね。』

『聞いてる？あの女の人もいるんだよ？！』

『………』

『A…』

『…ん？』

『来て。』

『え？』

『Aのこと、話す。』

『………』

『結婚も考えてるってちゃんと話す。』

『ダメ！』

『……どうして？』

『ジェジュンの夢は？』

『………』

『昔みたいに、大好きな日本で
やっていきたいんでしょ？
そのために、絶対に諦めないで
頑張ってきたんでしょ？』

『………』

『だからわたしのことは
絶対に言っちゃダメ！
わたしのことは…
ジェジュンの心から追い出して。』

『そんなことできない！！』

『できるよ…ジェジュンならできる。』

『………』

『仕事終わったら会いに来て？
１分でもいいの。
会ってジェジュンのこと
思いっきり抱きしめたい。』

『A…』

『頑張ってるジェジュンを
抱きしめさせて？』

『ホントに…』

『………』

『ズルイよ…』

『………』

『待ってて？必ず行くから。』