伝えたい言葉９～Jaejoong～ (ページ46)

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その時の光景が
まるで目の前で見ているかのように
頭に浮かんだ。

ひとり大泣きしている
Aのそばに行って
俺が抱きしめてやりたかった。

ひとりじゃないって、
ずっとそばにいるって
安心させてやりたかった。

亮『それを見た時かな…
Aのことを守ってくれる人が
現れるまで、
俺がAを守ろうって思ったの。
兄として、俺が守るからって。』

JJ『………』

亮『ジェジュンに出逢う前、
Aは恋をした。』

JJ『………』

亮『でもその恋はAを幸せに
するどころか心も身体もボロボロにした。』

JJ『………』

亮『ある時、どうしても人手が足りなくて
仕事が休みだったAに
撮影の手伝いをしてもらった。
そこで俳優の◯◯に会った…』

JJ『えっ…？その人って…結婚…』

亮『うん…Aは捨てられた…』

JJ『………』

亮『向こうからすごい言い寄られてさ、
Aも最初は相手にしてなかった。
どうせからかってるだけだって…
でもいつからか２人は付き合いはじめた。
俺、知らなかったんだ…
アイツがあんな最低な男だったなんて…』

JJ『………』

亮『付き合いはじめて１年が過ぎた頃、
アイツのドラマが決まった…』

JJ『ドラマ…』

亮『そう…ドラマ……
そしてアイツは恋人役の女優と結婚した。』

JJ『………』

亮『……その時…Aのお腹には
アイツとの子供が……』

JJ『えっ……』