伝えたい言葉９～Jaejoong～ (ページ28)

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着替えをして
キッチンに行く。

トマトを切っていたAに

JJ『ドラマ…決まった。』

『えっ？痛っっ』

JJ『どうした？！』

『なんでもないよ…』

JJ『見せて。』

『ちょっと切れただけだから…大丈夫だよ。』

JJ『いいから見せて！』

『………』

JJ『これのどこがちょっとなの？
深く切れてるじゃん。』

『大丈夫…』

俺は優しく傷口を水で洗ってから
手当てをした。

その間 Aの手は
ずっと震えていて

JJ『痛い？病院行ってみてもらおうか？』

『大丈夫…痛くない。』

JJ『でも…』

『ホントに大丈夫だから。
ありがとう(^^)』

『味…どう？平気？』

JJ『うまいよ。』

『良かった…』

普通にしてるつもりでも
いつもと少しだけ様子が違うA。

JJ『ドラマの話なんだけど…』

『うん…』

JJ『撮影が始まるとホントに忙しくて
なかなか会えなくなる…』

『うん…知ってる。』

JJ『知ってる…？』

『あぁ…そうじゃなくて、
週２回放送だし、撮影大変だろうな…って…』

JJ『A？』

『ん？』

JJ『不安？』

『何が？』

JJ『会えなくなること。』

『……平気だよ。ただ…』

JJ『ただ？』

『……ううん…なんでもない。』

JJ『言って。』

『…………ジェジュンの身体が心配…』

JJ『ホントのこと言って。』

『ホントだよ。』

JJ『……お願いがあるんだ…』

『ん？』

JJ『撮影が終わるまで…
ここで暮らさない？』

『えっ？！』

JJ『そしたら…どんなに遅く帰ってきても
Aの顔…みられるから…』

『………』

JJ『嫌？』

『嫌とかそんなんじゃなくて…』

JJ『だったら来てくれる？』

『………』

JJ『来てほしい…』

『負担に…ならない？』

JJ『負担？』

『そう…負担。
わたしがここにいたら
きっとジェジュンは思うよ…
この広い部屋にひとりで何してるんだろう…
寂しくないかな…怖くないかな…って。』