伝えたい言葉９～Jaejoong～ (ページ17)

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JJ『体調は？大丈夫？』

『はい…
なのでひとりで』

JJ『だったら少し付き合ってくれる？』

『えっ？』

JJ『ちょっとだけ…俺に付き合って！』

お店の人に頼んで
タクシーを裏口につけてもらう。

JJ『◯◯までお願いします。』

運転手さんに行き先を告げると
ジェジュンさんは
わたしを見つめた。

あまりにも真っ直ぐな瞳で
見つめられるから
恥ずかしくて
思わず下を向いたわたし。

JJ『可愛い…』

え…？
今…可愛いって言った？
なんて…
言うわけないか…

JJ『言ったよ…可愛いって…』

『！！！』

この人…心の中…読めるの？

JJ『心の中なんて読めないよ…
でも…感じる…
気になる人の思い？気持ち？
それは感じる…
いや…感じたい…のかな…』

思わずじっと見つめたわたしに

JJ『あっは！
そんなに見られたら恥ずかしいじゃん！』
って…

自分は心の中まで見るくせに…

何も言わず窓の外を見たわたし。

フッと優しく笑って
ジェジュンさんも窓の外を見てる。

そんな時に気づいたこと…

ジェジュンさん…
ずっとわたしの手…握ってる…

なんで気づかなかった…？

心地よすぎて…？

気づいた途端…恥ずかしくなって
離そうとしたら
強く握られた。

『………』

JJ『いいじゃん…このままで』

『………』

JJ『Aちゃんの手…
冷たいから俺が握っててあげる…』

『………』

JJ『Aちゃんの手…小さいね…』

『………』
なぜか涙がこぼれた。

JJ『………』

何も言わずにジェジュンさんは
繋いでないほうの手で
涙を拭いてくれた。

その顔もすごく優しくて
涙はもっとこぼれた。