気づかないふりをする２ (ページ47)

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JJ 『眠ってるね…』

マネ『早いな…
そんなに慌てなくても彼女は消えないよ？』

JJ 『消えるよ…』

マネ『………』

JJ 『ちゃんと見てないと…
そばにいないと…
また消えるよ…』

マネ『ジェジュン…
ちょっと向こうで話そうか…』

優しく頬に触れながら
彼女を見つめるジェジュンの横顔は
これまで一度も見たことがない顔だった。

マネ『……消えない。
もう…絶対に消えないから。』

JJ 『………』

マネ『言ったろ？
俺はいつだってお前の味方だから。
できることはなんだって協力する。
信じろ。』

マネ『これからのこと、考えよう。
ジェジュンには仕事がある。
ずっと彼女のそばにはいられない。』

JJ 『明日は…』

マネ『明日は朝から雑誌の取材。
その後もいろいろ入ってる。』

JJ 『………』

マネ『今は…彼女をひとりにするのは
危険だと思う。
誰かそばにいてくれる人を見つけないと…』

JJ 『………』

マネ『事務所の女性スタッフに頼むか？』

JJ 『………』

マネ『信用…できないか？』

JJ 『そんなんじゃないけど……』

マネ『誰かいるか？』

JJ 『………ファンクラブのスタッフの
綾花ヌナは？』

マネ『あぁ…綾花さんなら大丈夫かも。』

JJ 『今からここに来てもらって
話そう？』

マネ『そうだな。』