気づかないふりをする２ (ページ24)

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間一髪。

部屋を出ると
マネがロックを解除して
入って来た。

マネ『お前…』

JJ『………』

マネ『彼女…ここにいるんだろ？』

JJ『いないよ。
店の外でタクシー乗せて
すぐに別れたよ。』

マネ『……だったら玄関にある靴は
誰のだ？』

JJ『あー、あれ？
この前ヌナが置いてった。』

マネ『お姉さん？』

JJ『そうだよ。』

マネ『靴置いてどうやって帰るんだよ。』

JJ『だから、友達と出掛けた帰りに
ここに寄って足痛いって俺のサンダル
履いて帰ったの！』

マネ『………』

JJ『で？何しに来たの？』

マネ『何しにって……』

JJ『話あるなら上がってよ。』

マネ『………』

マネ『ジェジュン…』

JJ『ん？』

マネ『とりあえず明日謝りに行くぞ。』

JJ『は？！』

マネ『は？！じゃない！！
お前…自分で何したかわかってるのか？』

JJ『俺は間違ったこと何１つしてない！』

マネ『あの社長…
相当怒ってた。ヤバイくらい…』

JJ『アイツがおかしいんだろ？
俺は悪くない。』

マネ『わかるよ…
わかるけど…謝りに行こう？な？』

JJ『行かなかったら？』

マネ『何してくるかわかんないだろうな…』

JJ『わかったよ…行くよ…でも…』

マネ『でも？』

JJ『俺が１人で行く。』

マネ『は？！』

JJ『そのほうが俺の誠意、伝わるでしょ。』

マネ『いや…それはダメだよ。
俺も一緒に』

JJ『１人で行かせて。頼むよ…』

マネ『………わかった。
部屋に入るのはお前１人だ。
でも何かあった時のために
そばにはいる。
それでいいな？』

JJ『………わかったよ…』