伝えたい言葉７～Jaejoong～ (ページ43)

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もう遅いよね… last ページ43

A！！！

ん？
名前…呼んだ？

気のせいか……

歩き続けると
また聞こえた。

『A！！ A！！！』

立ち止まって辺りを見渡すと
わたしが歩いてる反対側の道路に
ジェジュンがいた。

逃げ出したいのに
動けなくて、
涙は勝手に零れ落ちて……

JJ『そこにいて！！』

『………』

JJ『動かないで！』

大きな声で叫びながら
車が途切れるのを
イライラしながら待ってるジェジュン。

やっと車が途切れて
わたしのそばに走ってきたと同時に
強く、強く抱きしめられた。

JJ『こんな時間にひとりで歩いて…』

『……ごめん…』

JJ『なにかあったら俺……』

『……ごめん…』

JJ『会いたかった……
会いたくて、会いたくて、
どうにかなりそうだった……』

『ん………』

JJ『でも……絶対また会えるって…
信じてたから…』

『…………』

JJ『………』

『もう……遅いよね……』

JJ『え？』

抱きしめてた腕をゆるめて
Aの顔を見つめた。

『もう…遅いって…わかってる…
でも、やっぱり…』

JJ『ストップ！！』

『え？』

JJ『俺が言う…』

『………』

JJ『やっぱり…愛してる……』

『ジェジュン……』

JJ『やっぱり…愛してる…でしょ？』

泣いて言葉にならないA。

JJ『遅くなんてないよ……
こうやって…やっぱりまた会えた……
それでいいじゃん…
もう…離れなきゃ…それでいいじゃん…』

ここがどこかなんて
どうでもいい…

会いたくて……
死にそうなくらい会いたかった
愛する人が目の前にいるんだもん…
俺の腕の中にいるんだもん…

キス……
我慢できるわけないじゃん…

終