伝えたい言葉７～Jaejoong～ (ページ40)

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切った電話。

その後も何度もなる電話。

出てしまいそうになるから
電源を落とした。

ジェジュンがキスした人…

付き合い始める前に
言われた通りになったね…

ジェジュンのお友達のお店で
何度か飲み会があって…

気づいたらジェジュンはいつも
わたしの隣にいた。

それをいつも見ていた人…

わたしが帰ろうとすると
追いかけて来てこう言った。

『わたしなのよ？』

『え？』

『あなたからあの人奪ったの。』

『………』

『あの人言ってたわ？俺に夢中だから
騙すことなんて簡単だって。
だから完全に奪ってやろうと思って
ちょっとずつ SNSにあげていったの。』

『………』

『割り切って付き合ってるのかと
思ってたら本気だったみたいで
びっくりしたって。
面倒だから別れたけど
好きだったなーって。
身体も最高だったって言ってたわ。』

『………』

『あなたがもし……ジェジュンと
付き合ったら…
またわたしが奪ってあげる。』

『………』

『わたし、あなたが大嫌いだから。
なんの努力もしないのに
あの人も…ジェジュンも
あなたのことを好きになる…
わたしはたくさん努力しても
誰も本気で好きになってくれない…
だからどんなことしても、
奪ってみせるわ。』

溢れる涙は
いくら時間が経っても止まらなかった。

思い出すのは
ジェジュンの優しい笑顔…

あったかくて
大きな手でわたしの頬を包み込んで
何度も何度もキスしてくれた。

ジェジュンの腕の中にいる時は
本当に幸せで
心の底から安心できた。

ジェジュンへの想いが
大きくなればなるほど、
不安も大きくなっていった。

ダメだね……

わたしは幸せになったら
ダメなんだね…