伝えたい言葉６～Jaejoong～ (ページ43)

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あれから何度か
一緒に飲む機会があった。

会うたびに
さりげなく彼女の隣をキープする俺。

周りの友達には
俺の気持ちなんかバレバレ。
でも、肝心の彼女は
全く気づいていない。
それどころか…

『…………』

JJ『なに？』

『向こうに…』

JJ『向こうに？』

『若くて、可愛くて、綺麗な子、
いるよ？』

JJ『…そうだね。』

『そうだね…じゃなくて、
行ったら？女の子たち、見てるよ？』

JJ『見てるねー』

『………』

JJ『俺が隣なの、嫌なの？』

『そんなことないよ？
そんなことないけど…』

JJ『ん？なに？』

『………なんでもない…』

彼女のことを知りたくて、
いろんなこと聞いてみたりするけど、
肝心なことは話してくれなくて…

JJ『あのさ、俺に興味がない？』

『……そんなことないよ？』

JJ『そう？』

『うん。』

JJ『ちゃんと俺の目、見て！』

『見てるよ…』

そう言って大きな瞳で
俺の目を見つめる彼女。

見て！って言ったのは
自分なのに、
あまりにも真っ直ぐな瞳に
照れてしまって
思わず目をそらしてしまった。