失った笑顔 ３

３ー３１ ページ31

仕事が終わってから、
病院に行く前に
子供たちに会いに行く。

って言っても遅い時間。
２人の可愛い寝顔を見るだけ。

あとちょっとの我慢だよ？
あとちょっと頑張ったら
お前たちの大好きなママが
帰ってくるから。

そしたらまた、４人で
幸せに暮らそうな？




JJ『え･･････
今、なんて言ったの？』

ヌナ『あなたの奥さん、休みたい･･･って。』

JJ『･･････』

ヌナ『このまま そばにいても、
あなたの笑顔、奪ってしまう･･･って。
ポロポロ泣きながら言ってた。
２人で抱き合って･･･大泣きして帰ってきたの。』

JJ『なんで･･････
俺でしょ？Aの笑顔、奪ったの。
なのに･･･なんで？』

ヌナ『あなたのこと、愛してるから
苦しめたくないって言ってた。』

JJ『･･･どうして俺じゃなくヌナに？』

ヌナ『愛してるからでしょ！？
そんなこともわからないの！？』

JJ『俺･･････どうしたらいい？
Aと離れたくない･･････
Aがいなきゃ俺･･･』

ヌナ『絶対に帰ってきてって、
いつだって帰ってきてってお願いしたから。
じゃなきゃ行かせないって。
家族みんな、Aのこと、
愛してるからって伝えたわ。』

JJ『無理だよ･･･』

ヌナ『･････････』

JJ『Aがいなくなるなんて･･･』

ヌナ『･･･自分がしたことの罰。
Aと子供たちを傷つけた罰だと思って
Aたちが戻ってくるまで
ひとりで反省しなさい。』

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