失った笑顔 ３

３ー１９ ページ19

その日の午後、
ヌナが子供たちを連れてきてくれた。

ハヌル・ヒロ『ママーーー！！！』

２人は思いっきりAの胸に飛び込んだ。

それを必死に受け止めながら

『ハヌル、！ヒロ！』
そう言って強く抱きしめるA。

ハヌルは泣いていて、
ヒロは泣いてるAの涙を
一生懸命拭いていた。

ヌナ『ヒロ、あなたにそっくりね。』

JJ『･･･なんか妬けるな･･････』

ヌナ『バカみたい(笑)』



ハヌル『ママ、元気になった？
もう一緒に帰る？』

『･･････』

JJ『もうちょっとで一緒に帰れるから、
あと少し頑張れる？』

ハヌル『うん！頑張れる！！』


ヒロ『がんばる！』

『ごめんね･･･』

ハヌル『ママ悪くないのに、
謝らなくていいの！』

そう言ってハヌルはAを抱きしめた。




ヌナ『子供って、すごいわね･･･
あんなに小さくても わかるのよ。
ママがいつものママじゃないって。』

JJ『･･･もう絶対にAにも、
子供たちにも、こんな思い、させないから。』

ヌナ『あんなことする前に、
気づいて欲しかったわ。』

JJ『･･････ごめん』

ヌナ『わたしもごめん･･･
もう過ぎたことなのに･･･』

JJ『ヌナの言う通りだから。
俺の中に後悔しかないよ。』

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