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108話 ページ9

駆け出そうとした足を呪霊の木が拘束

吹き飛ばされた

虎杖「東堂!」

東堂葵はもう少しで呪霊の木の針山に刺さりそうだった
虎杖悠仁は呪霊の顔を殴ろうとした

しかしそのとき、小さくパンと音がした

虎杖「東堂!」

気がついたら呪霊と東堂葵の位置が変わっていた

「(成程、単純(シンプル)。故に厄介な術式)」
東堂「そう、俺の術式は相手と自分の位置を入れ替える「不義遊戯」!」
虎杖「東堂!」
東堂「しっ、相手が慣れる前に仕留めるぞ。因みに、手を叩くのが発動条件だ」

呪霊との距離を詰めながら術式を発動させる東堂葵

「(2人の体格差!入れ替わり後の差異が大きい!私と入れ替わるか宿儺の器と入れ替わるか、手を叩く度に迫る2択で思考が鈍る!まずい!これは━━━━抜け出せない!)」

そこから少しの間呪霊は東堂葵の術式にやられるがままだった

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黒閃連続発生記録保持者
七海健斗は語る

七海「黒閃を連続で出すのがすごいわけじゃない。2回以上出すなら連続・・・または、その日の内でないと難しいでしょう。1回目の理由はまぐれでも実力でもなんでもいい。黒閃をキメると術師は一時的にアスリートで言う“ゾーン”に入った状態になる。普段、意図的に行っている呪力操作が呼吸のように自然に廻る。自分以外の全てが自分中心に立ち回っているような全能感・・・とでも言うのでしょうか」

七海「私の記録ですか?4回。運が良かっただけですよ」

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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2022年6月18日 21時

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