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第四章 もったいない男 ページ5

トウマ「【もったいない男】か…一体、目的はなんだろう?」

アキノリ「取り憑いた相手の食欲を奪うってのが引っかかるな〜」

A「見ただけで食欲が失せるような姿をしてるとか…?」

ケースケ「それってどんな…?」

A「例えば…食べ残された野菜達のゾンビを使う、カカシの化物とか…!」

トウマ「カカシでそんなに食欲失くなるかな…?」

ケースケ「や、野菜のゾンビとかあり得ないし…」

幸子「そんなの居ないのです…」

ナツメ「へぇ〜?じゃあなんで君達、声が震えてるのかな〜?」

強がるケースケと幸子にからかうナツメを横目に、
トウマは口を開いた。

トウマ「他に考えられるとしたら…食べ物を全てカビさせる力を持った突然変異のミュータントとか…」

ナツメ「カビ…?」

アキノリ「確かに食欲失くすな…」

A「うわぁ…」

ケースケ「は、は、ははは…なーに言ってんだかそんな怪物とか、怪奇現象とか?証拠もないのに信じられませーん」

幸子「そんなの、聞いたこと無いのです!」

ウィスパー「それでは…」

ミッチー「証拠を見せてやろう!」

そう言って前のようにケースケを挟むウィスパーとミッチー。それをトウマとAは呆れるように眺めていた。

ジュニア「がおー!だぜ!」

と、ジュニアは幸子にドラゴンのお面を被り見せながら叫び、ジュニアは幸子を追いかける。

幸子「きゃあ!」

それを無視しながらパソコンを眺める、アキノリとナツメ。

アキノリ「まず気になるのは、【もったいない男】の動機だな!」

ナツメ「食べ物を残す人に何らかの恨みがあるのは
確かね…」

アキノリ「……ん?」

ナツメ「どうかした?」

アキノリ「今気付いたけど、被害者の書き込みには
共通点があるな」

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作者名:エム | 作成日時:2024年1月17日 15時

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