第二章 死者の乗る自転車 ページ37
マサキの父「ほらマサキ、退院祝いだ！」
そこには、キラキラとした新品の赤い自転車が…
マサキ「あっ、やりぃ！スーパースマートサイクル
2000Rだ！やっぱこれだよなぁ…！」
マサキの母「前の自転車みたいにどっかに置いてこないでよ？」
マサキ「前の？ああ、別にいいよ〜。どうせもう
飽きちゃったし！てか最新のやつはやっぱ良いわ〜…」
ケースケ「酷い！」
アキノリ「扱い雑！」
ナツメ「こっちのチャリが可哀想！」
幸子「チャリさん…可哀想なのです…！」
A「人間としてどうかと思う…チャリを大切にしろっての！(最低…！)」
ナツメ「A！本音と建前逆！」
チャリ「………」
？「ほほぉ……」
そこに、札で顔を隠した青年が現れる。
？「あやつこそが、探し人かもしれぬ…」
A「(またあの妖気だ…！)」
そう言って青年は矢を吹き、その矢はマサキの腕に刺さった。
マサキ「あいてっ…」
すると、マサキの身体から黒いオーラが出てきた。
マサキ「ぐあぁぁっ…！」
？「違ったか…」
そのオーラは空へと伸び、チャリの中に入っていってしまった。
ナツメ「うわっ！」
「ギィィァァァ！！」
ケースケ「ひいっ…！」
アキノリ／幸子「「チャリ！！／チャリさん…！」」
チャリはシャドウサイド…ゴーストサイクルへと姿を変えてしまった。
ゴーストサイクルは後輪を叩きつけ、6人はそれに吹き飛ばされる。
ナツメ「くっ……」
しかしナツメはゴーストサイクルの前に、取り残されてしまった。
ケースケ「姉ちゃん！！」
A「ナツメ！」
ナツメ「こ、こうなったら…」
ナツメ「いくよ、召喚！」
《シャドウ》
ナツメ「私の友達…出てこい、コマさん！」
叫びながらアークをかざし、その腕を上に上げる。
すると、その影からコマさんが現れた。
コマさん「ガァルルルルゥ！」
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作者名：エム | 作成日時：2024年1月6日 20時
