【妖怪ウォッチシャドウサイド】初代エンマ大王の生まれ変わりは妖怪探偵団に居る (ページ32)

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第二章　死者の乗る自転車ページ32

「病院に運び込まれたそうなんだけど、その後、すぐ…」

婦人はハンカチを口元に当て、鼻をすすりながら言った。

アキノリ「………」

ケースケ「それって…」

「ごめんなさいね…」

そう言って婦人はその場を立ち去った。

ナツメ「そんな…」

『マサキハドコダァァァ…！』

6人「！？」

声を聞いた6人が顔を上げると、黒いモヤの様なものがいた。

アキノリ「なんだあれ…！？」

ケースケ「げぇぇ…！？」

『マサキハ…ドコダァ……！？』

3人「うわあぁぁ！？」

6人は咄嗟に逃げ出すが、そのモヤはすぐに追いかけてきた。

ケースケ「やばいやばいやばいやばい！！」

幸子「無理です、無理です!あんなの知りません！知りません…！」

アキノリ「あれが【死者の乗る自転車】ぁ！？」

逃げているうちに分かれ道へとたどり着き、6人は左へ逃げるが、そこは行き止まりだった。

ナツメ「えっ、嘘！？」

A「行き止まりだ…！」

『マサキハドコダァァ！！！』

ナツメ「…私が行く！」

ナツメはアークを取り出し、果敢に飛び出した。

ナツメ「妖怪ウォッチ…召喚！」

《シャドウ》

ナツメ「私の友達、出てこい…ジバニャン！」

そう叫びながらアークをかざし、腕を上げる。すると、ナツメの影からジバニャンが出てきた。