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第二章 死者の乗る自転車 ページ29
ケースケ「ひっ！」
自転車のベルの音に怖くなったケースケは、その場から逃げるように走る。
だが、【死者の乗る自転車】は、彼を追いかける。ケースケは追い付かれてしまい、ギュッと目を瞑った。
ケースケ「…は、ははは……気のせいか……」
しかし、ケースケは何もされなかった。安心してその場を去ろうとする、が…
ケースケ「！？」
【死者の乗る自転車】は、ケースケの真後ろにいた。
「…お前、ジャ…ナァァァァイ！！」
ケースケ「うわあああああああ！！！！」
アキノリ「新しい書き込みは無いかな…」
アキノリが書き込みを探していると、事務所に誰かが入ってきた。
4人「？」
ケースケ「姉ちゃぁん……」
幸子「ケースケ兄さん、大丈夫？」
ナツメ「ケースケ！？」
ケースケはボロボロで、泣きながら顔を押さえており、幸子はケースケの事を心配していた。
アキノリ「どうしたんだ！？」
A「何があったの…！？」
ケースケ「やられたんだ…お前じゃないって言われて、顔を……」
ナツメ「大丈夫…！？」
トウマ「【死者の乗る自転車】か？」
幸子「【死者の乗る自転車】？」
ケースケ「うぅ…」
ナツメ「………」
アキノリ「もしかして…ナツメ、妖怪ウォッチでケースケの顔を照らしてみて！」
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作者名：エム | 作成日時：2024年1月6日 20時
