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第一章 亡霊番長 ページ2
ナツメ「お待たせ。アキノリ、トウマ」
それと＿＿＿
ナツメ「A。」
A「俺の名前、忘れたのか？ナツメ。」
ナツメ「ううん、何でもないよ。」
A「そう……か。」
一人称が［俺］な彼女は私の友達でもある月影A。彼女は女の子らしいと言えば、男の子ぽくも見える。
アキノリ「遅いぞナツメ！」
トウマ「まぁ、僕も今来たところだし…」
A「俺も…。今さっき来たところだよ」
ナツメ「でも…3分しか経ってないでしょ」
私は靴を脱ぎながらアキノリに文句を言った。
A「そうだよ。ナツメの言う通り＿＿＿」
とAが言いかけたとき、アキノリは
アキノリ「遊びじゃないんだ。時間厳守だぞ！」
と言った。
ナツメ「アキノリが勝手に組織ごっこしてるだけでしょ？」
アキノリ「そ、組織ごっこだと！？これは、世界の運命を左右する重大な活動なんだぞ！いいか？俺達妖怪探偵団はな…現代社会に存在する数多くのを解決し、人々の心に安心と安全を取り戻す大事な組織なんだ！」
ナツメ「へぇ…鑑定団がね〜」
A「妖怪鑑定団……ふっ。」
アキノリ「なっA！？鑑定団じゃなくて探偵団だー！」
私の言葉にジタバタと抗議するアキノリとツボにはまったのかいつの間にか笑っているA。そしてそれを宥めるトウマ。
トウマ「落ち着きなよアキノリ…。」
アキノリ「ナツメはいつも言い間違いをするー！」
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作者名：エム | 作成日時：2024年1月6日 20時
