COLOR ME IN *°Part 6 (ページ4)

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〝無い〟の理由 ~JJ side~ ページ4

あの時、

まさかの俺の夢の中のオトコが
ジュノ、なんじゃない？

って話から……(笑)

車の中は盛り上がってて。

ジュノには
長く付き合ってる彼女がいるっていうのに安心してさw

Aの気持ち、とか
すっぽり抜けてて……

ジュンスにも、どうなの？って聞いちゃった俺の口←

あ……って思った一瞬で

JS〝僕？？・・・ないね。〟

そう言いきった、ジュンス。

・

その後の、ほんの一瞬の沈黙。

後部座席にいたから、Aの顔は見れなかったけど。

その一瞬で、ゆゆが
ジュノとジュンスとの昔の思い出を話し出した。

ジュンスが中学の時に推薦されて生徒会長をやってた事とか
ジュノが副会長で、その時の文化祭は盛り上がったとか。

そういう話をしてくれて、助かった。

きっと、Aのこと心配して
俺の失態をフォローしてくれてんだと思って。

ちょっと目を見て、(ありがと)ってしたんだ。

・

だから、帰りの道でも
家帰ってからも、気になってた。

さっき、Aの部屋でゆゆと盛り上がってる声が聞こえて。

廊下に出て、開いてるドアの横、ちょっと覗いてたんだ。

そしたら、思わぬ所で聞けた、ゆゆの〝好き〟に。

俺がシアワセ貰っちゃって…。

俺ばっかり……で、
余計なこと聞いて、Aをしょんぼりさせてたら
どうしようって思って。

ゆゆを自分の部屋に連れてったんだ。

・

そんで聞けた、ゆゆの意見。

ジュンスの、「無い」の理由の〝予想〟

余白、か。

うん、確かに……そうかも。

ジュンスはまだまだ途中で。

今、色々詰め込んでるところで、ね。

その余白に、Aが……入っていく事だってもちろんある。

今は、ない、ってだけだから。

俺から見てる視線の先のジュンスは
Aを大切にしてるのには、間違いないし。

・

よかった、ゆゆと話せて。

焦って余計なこと、しちゃいそーだった。

ハンバーグを作りながら、
色々深い話、したんだなー……

もしかしたら、
今朝聞いた、ゆゆの最近の悩みの話。

俺より先にジュンスは知ってたのかも？

それはちょっとくやしーけど。

ゆゆは、ジュンスの〝無い〟の理由も

ジュンスの、性格をよく知った上でそう思ってるんだし。

きっと、たぶん(くやしーけど) 当たってそうな気がする。

Aが、変に真に受けて
落ち込んでないといいよな。

俺に出来ること………あるかな。

・

そう思ってたら
またゆゆが話し始めた。