COLOR ME IN *°Part 6 (ページ22)

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母の期待ページ22

A「ただいまー！」

A母「あー！おかえりーゆゆちゃん！」
(以下(母))

ゆゆ「(笑)お久しぶりです」

わたしの『ただいま』にゆゆちゃん！で応える母w

A「急にごめんー」

母「いいわよー。でも食器見たい、って
　何？めずらしい。」

A「あ。うん。ちょっと人に？料理作ることになって…だから。」

母「えっ！わ！まさか！彼氏に？？」

A「・・・」

母「なに…違うの？」

ゆゆ「いや！おかーさん！がっかりすることも…ないかもっ！」♪

A「ちょ…っ！ゆゆちゃん！！」

ゆゆ「むふwww」

母「え。やっぱりそーなの？いい感じなの？」

A「違うから。そんなんじゃないから。
　もー。食器棚見せてね・・・」

実家に来たのは、おもてなしに使う食器。

サラダ入れるのにいいな、って思いついたのを
借りにきたんだけど

メインのお皿に良さそうな…6組のも目について。

でも…これ持って帰るの重いからな。

そう思って
そのプレート6枚はあきらめた

キッチンをふと覗くと、調味棚に
さっき見てきたようなスパイスたちが
いくつか並んでいて

母が結構ちゃんと色々持ってることに気がつく

“ローリエ”もあった。

母「食器わかった？んー？なんか調味料いる？
　なんでもいいわよ。持って行って。
　お母さん嬉しいわよ。あんたが調味料とか…」

A「お母さんちゃんといろいろ揃えてるんだね。」
そう言いながら、ローリエを手にとって中を見てみる。

(あ。葉っぱ！！そのまんまなんだー)

母「ローリエ？持っていく？？」

A「ううん。買うからいい。葉っぱの形のまんま、なんだねー」

母「あらやだ…ほんと。そうよー。このままね、
　このままお料理に入れていいからね？でも
　食べないわよ？取り出すのよ？」

A(わーそうなんだ…)「し、知ってるよ！」

母「本当かしら…っもう。何作るの？」

お母さんがそう聞いてくれたから
作る予定の料理を教えて、で…軽くレクチャーしてくれて。

A「おかーさん。ありがと。」

正直…むちゃくちゃイイ助言ばかりだった

買ってきたコーヒーを淹れてくれて

ちょっとだけまたゆっくりしたら

私たちは実家を後にした。