COLOR ME IN *°Part 6 (ページ3)

今日:14 hit、昨日:7 hit、合計:3,137 hit

〝無い〟じゃなくて……~JJ彼女side~ ページ3

廊下に出ると、
ジェジュンと目が合う。

聞かれたこと、今更恥ずかしくなって目をそらす。

JJ「なんだよw 今朝はちゃんと、好きだよって目を見て言ってくれたじゃん？今更恥ずかしーの？」

ゆゆ「今のは！Aさんとの会話の流れで言ったんだもん！！それを聞かれたらそりゃ、恥ずかしいじゃん」

・

うっかり聞かれた、気持ちの大きさ、に。
早くこの場を立ち去りたくて←

そしたら、ジェジュンが私の手、引っ張って
自分の部屋に連れてった。

〝ガチャ〟

………え？内鍵かけた？←

なんで？！

思わぬ行動に、ちょっとドキドキして。

ビックリして構えてたら………←なんか期待してた

JJ「………A、大丈夫？」

ゆゆ「…………え？」

あー、あぁ！Aさん！
そっか、ジェジュンも心配、してくれてたのか。

JJ「俺が余計なことっていうか、
車で……会話の流れで聞いちゃったから。

Aは、ジュンスが好き、で確定でいいんだよね？」

ゆゆ「………あー」

そうだった、ジェジュンには
私たちの夜のトークは知られてないけど。

Aさんは、ジェジュンにも隠す事はしなくていいって
言ってくれてたし。

ジェジュンだって、ずっと気付いてたもんね。

ゆゆ「うん、好きって。ちゃんと言葉で聞いた。
ジェジュンも、気持ちには気付いてる、ってことも
私からちゃんと言ったから。」

JJ「………やっぱり。俺ほんと、余計なことした、よな。
まさか、あそこでジュンスがさ、無いって即答するって思わなくて。」

・

・

落ち込むジェジュンに
どうしようか、って思ったけど。

だけど……よく考えたら

私にもジュンスは、
ハンバーグ作ってる時に言ってた。

ゆゆ「ジュンスは、余白が無いって言ってたんだよー。」

JJ「………余白？」

ゆゆ「うん、自分のやりたいことがたくさんで
他のことを入れる余白が今はない、って。
ハンバーグ作ってる時に、そんな話になったの。

その時にも思ったけど…

ジュンスが今、吸収する事たくさんで。
生活が全部、楽しいんじゃないかなー？

恋する気持ちや可能性が〝無し〟なんじゃなくて。
今で楽しさいっぱい、満足！ってことなんだと思う。

Aさんを大切にしてるジュンスは、ちゃんといるよ
あんなにケンカして取り乱すくらいだしw」

いつか大切な人に出会えたら……
悩みながらも、楽しいと思うって

ジュンスは言ってたもん。