新色 ~JS side ~ ページ15
だから買い物だって
あたりまえに一緒に行きたかった。
わくわくして…
あれ？これってなんで僕らが作ることになってるんだっけ？
あー！ユチョンにありがとう、ってやつでだ！
顔見知りになった小学生が、サッカーできる場所。
教えてくれたのはユチョンだった、そうだったー ←
明日、部活は昼には終わるから
午後に買い物行って日曜日に備えて。
お礼の為のおもてなし当番は、僕にはワクワクする
イベントで。
買い物も一緒に行けるってなって
『待ってるね』ってAさんが言うから
またちょっと『♪』ってなった僕の心
僕のゴールデンウィークの楽しみは
まだまだ続きそう♪
久しぶりにユチョンにも会えるんだ。
そう思ったときにふとまた、思い出したワード。
“ユノ”
そう。スタミナ漬けの相手。
JS(サラッと名前出たけど。ゆゆも知ってたよな？)
どーしても気になってしまう僕は、
“ユノ”のことをAさんに聞いてみた
自然にサラッと…←
Aさんから聞いたその”ユノ“は、単なる同期の同僚。
でも…お土産を買った理由。に。
JS「チョコレート？」
思いっきり反応してしまった
Aさんはなんとも感じてないみたいだけど
JS(チョコレート…しかもAさんがチョコ好きって知ってたって。知っててそれ…あげたんだろ？)
っていうか…
そういえば明日来る予定のユチョンも
誕生日でもなんでもないのに『権之助』←
プレゼントしてたよね？
ぬいぐるみのクマに比べたら…単なるチョコレートかもしれないけど
やっぱり…さ。
僕はしない。よ？
なんでもない日に、なんでもない子に。
その子の“好きなもの”なんて
買ってきてあげたり。しない。
ずっと一緒だったけど、今は違うんだね…
って聞いてたのに
A『もうすぐまた一緒になるんだよー』
JS (なーーーーにーーーー！？)
JS(ふうーー)
ため息にも似た息を吐いたら
A「疲れたよね？遅くまでごめん。
明日早いんだから、もう寝よう？」
Aさんがそう言う。
一緒にマグカップを洗って隣同士ふせたそれ。
同じ職場なんかより…この・・・一緒の“暮らし”のほうが
きっと・・・
そんな
対抗心に似たそういう想いを持った自分に
JS(やっぱり…な。これ。)
”新しい色”が
自分の中に落ちていることに気付いたんだ
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作者名：yuyu×maco
x他1人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/6y0u0y2u?s=09
作成日時：2024年2月4日 1時
