COLOR ME IN *°Part 3 (ページ8)

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違う感性に触れた時ページ8

その話は、
ゆゆちゃんの笑顔とコロッケの一言で

みんなまた普通に笑って食卓を囲んで、一旦終わった。

ジュンスくんが、今日は僕が片付ける！って
お皿洗いを引き受けてくれて

そしたらユチョンくんも一緒にやるって。

ご飯のお礼、だってさ♪

ちょっと心配だった、ゆゆちゃんがジェジュンの話を聞いての反応。

今は、ソファーでまったりとテレビを見てる二人が、自然な雰囲気で笑ったりしてるし。

きっと大丈夫！って思うけどね。

ジェジュンが今後どうするのかは、
わたしが口を出す事じゃない。

さっきのユチョンくんの助言の意味もわかる。

小野さんの事を心配してるんだろうしね。

・

・

JS「………え！すごい！そうなんだ！」

キッチンからジュンスくんの大きな声が聞こえて
座ってたダイニングテーブルから声をかけた。

A「なになに？どうしたの？」

JS「あ、ユチョンが考えたんだって？
このシェアハウスの名前！僕、すごく気に入ってて。
名付けた人の感性がすごい！って思ってたのっ」

興奮してるのか、
わたしへのいつもの敬語も忘れるくらいな、ジュンスくんw

YC「え……wそんなに感動してくれると嬉しいんだけど(笑)」

JS「どうして、a little boat なの？知りたい」

・

YC「んー……小さな船には、一人で乗るじゃん。
自分のために船に乗って目的地に着く事は出来るけど

困ってる人がいたら、自分一人じゃなくて、誰かのために場所を詰めてあげたり貸してあげたり、工夫するでしょ？

大きい船だとそんな心配いらないからさ。

ここは住む人にとっての小さな船で、優しさでお互いに工夫して助け合える所にしたかったんだよね。

もうそれ出来てるけど、ここのみんな(笑)」

ユチョンくんの名付けの理由
詳しく聞くのは私も初めて。

もちろん、この名前はすごく気に入ってた。

だけど、自分の解釈とは少し違って。

すごく……良いと思った。

ジュンスくんも、
キラキラとした瞳で。

JS「すごい、僕が思ってたのと少し違った！
そういう考え方、良いね！生徒たちにも伝えたいな」

ユチョンくんの頭の中と、ジュンスくん、そしてわたしの頭の中はみんな違うけど。

違った感性に触れた時に

心動かされる気持ちは同じ。

YC「なんか、照れるんだけどw」

何度もすごい！って言うジュンスくんに
ユチョンくんも本気で照れ始めて(笑)

わたしは、ジュンスくんの素直な反応を見ながら
何だか幸せな気持ちになったんだ。