どこいった？！ ~YN side~ ページ47
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また同じ仕事をするようになって
Aとの接点が増える。
お昼はいつも外に行くことが多いA。
今日はジェジュンがまだ会社に戻ってないし
俺、誘ってみよっかなーって……
デスクに近づいたら、珍しくお弁当持ってきてた。
YN「おっ！べんとー？？めずらしい！いっただきー♪」
『♪』って思って、つまみ食い
他には……ってお弁当を見てみたんだけど
……あれ？なんか野菜ばっかり？
これ、っていうおかずがなくない？
『メインがないね』ってAに言ってみたら
ちょっと……いや
かなーり気になること言ったんだけど。
Aは気が付いてない。
俺が気にしてること。
さらっと言った
“ハンバーグは1個しかなかったんだから“
その。
”いっこしかなかったハンバーグ“は
どこにある？
YN(他にも、べんとー作ったってこと？か？)
誰にだよ。
ジェジュン？！
結局俺は、一人でランチに行くことにして…
部署の部屋を出る。
JJ「・・・っ！とっ、おつかれ。」
ちょうどそこでジェジュンと鉢合わせる。
・
この先同じプロジェクトに関わることになって
ジェジュンとはよく話すようなった。
Aからよく話しも聞いてたし
彼女がいることも知ってたから
わりと、俺が仲良くなるのも時間がかからなかった。
それに何より、Aから聞いてた通りで
見た目のキラキラさとはむしろ逆で
ジェジュンがする仕事はいつも
『地味』でしっかりしていて、信頼できるものだった。
YN「おーお疲れ。」
JJ「なにー？めずらしく考えごと？
ボーッと歩いちゃってさ。昼めしまだ？」
YN「あーうん。これから食べに行こうかって」
JJ「じゃあ俺も行く！」
YN「あ……れ？ジェジュン今日弁当じゃない？」
JJ「え？弁当？？」
YN「あ、Aが弁当だったから…」
JJ「あー！ううん。俺は違うよ」
YN「………なあ、Aさ
他に誰かに、弁当……作んなかった？」
JJ「・・・Aが言ってたの？」
YN「いや。ちがう。なんか…そんな感じだったから」
JJ「Aが言ってないこと……
俺が言うことできない…な。悪い。」
YN「………あはは(笑)いや、いい！！あーかっこわりー」
・
・
ジェジュンと2人で、蕎麦を食べた。
聞きたいこと…は、本人に聞く。
・・・いつか
なんか…ちょっと変わった気がしてたんだよ
春だったし
そんな色に見えるのも……？
季節のせいかなって思ってたのに。
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作者名：yuyu×maco
x他1人 | 作成日時：2023年3月22日 23時
