COLOR ME IN *°Part 3 (ページ44)

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別のカタチ ~JS side~ ページ44

お弁当に３つ入ってた卵焼き。

確かに…チャンミン先生が言うように1つずつを
切ってあった

CM「いや…斜めに切れてる・・・
ジュンス先生。彼女、は“Aさん”って言うんですか？」

JS /// 「は？いや、彼女ではないです。よ。
わけあって…さ？今日は僕におべんとうを・・・///」

CM「彼女では…ない。ふん。まーいい。これ…
この卵焼き。わかんないですか？ジュンス」←

JS「え？何が？」

CM「数学教えてるのにーわからないか。ククク。
あ。じゃあ…ヒントをあげます。
その卵焼きを、一回だけ動かして…別のカタチにしてください」

JS「えっと…え？別の・・・カタチ？」

僕はタッパーの蓋に、卵焼きを取り出して並べる。

楕円形に似た形をしてる卵焼き。が
中ほどで斜めにカットされてる

JS「一回だけ…動かして？別の・・・」

僕はお箸で卵焼きを掴んで・・・

一回だけ…のルールで・・・

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・

JS「・・・あっ！！」

CM「気が付きましたか？それ…って偶然ですかね？」

そう言うと…今度こそ、その卵焼きを

(ぱくっ)口に入れた！

CM「ん。美味しいですよぉ。Aさんの卵焼きは…
甘いんですね♪」

JS「え？わー。ずるい。僕知らない。甘いの？」

先にチャンミン先生が食べちゃって

僕はAさんの卵焼きの味付けを、
チャンミン先生から聞く・・・

タッパーの蓋の上、

２つの……『♡』のカタチをした卵焼きと、
チャンミン先生に取られた残りの半分。

ケータイを取り出すと僕は
その『♡』を撮った

CM「デュフw なかなか可愛いことしますね。
彼女も、ジュンスもw」

JS「だからっ///彼女じゃないからっ！」

CM「彼女じゃないのにお弁当作ってくれるんですか？
じゃあ僕にも…」

JS「作らないから」

CM (笑)

女子生徒「しつれーしまーす。あ。いたー！
ジュンスせーんせっ。一緒にごはん…」

そんなやりとりしてたら職員室に、
よく見る女生徒が僕を呼びに来て

後ろから肩越し覗き込んだデスクの上の
お弁当を見る

JS「…っ！っと今日は。ここで食べるんだ」

蓋の上で
“♡”のままの卵焼きだから慌ててちょっと隠して

そう答える

女生徒「・・・ふーん。じゃあ…食べ終わったら…
準備室来てください。質問……あるんで」

JS「あ。うんうん。わかりました」

女生徒「シツレーシマシター」

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