mission ページ37
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食べ終わって2人で片付けをする。
作ってもらったから、私が片付けるよって言ったけど
僕も一緒に、って言ってくれたジュンスくん。
キッチンにはまだちょっとだけ残ってた
小さめのハンバーグ
JS「残っちゃったな。これ」
A「お弁当にできそうな大きさだね？」
なにげなくそう言った
JS「Aさんいつもお弁当？」
A「あ、ううん。たまにしかしない」
JS「明日これ……お弁当にしない？」
A「え。あー！うん。できるよ。じゃあ
お弁当にしようかな。あした」
JS「わー！やっったー！！お弁当。Aさんありがとう」
(……ん？あれ？え？私のお弁当じゃなく？
私がジュンスくんのお弁当作るって話しになってる？これ。)
私の目の前でニコニコして、残ったハンバーグを
お皿に移し替えてラップをしてるジュンスくんに
もう何も言えなくて……(笑)
A「明日は朝、何時に出るの？」
ジュンスくんと朝の時間の確認した。
急に降って湧いた
ジュンスくんにお弁当を作るっていう“ミッション”
コーヒーを飲みながらまたちょっと話して
“おやすみー”ってしてから
私はこっそり…明日のそのミッションのために
夜中に急いで備えたんだ。
だって私は
二つ返事で、ヒトにお弁当を作ってあげれるほど
料理の腕があるわけじゃなかったし
しかもその作ってあげる相手が・・・
A「ジュンスくん、他に何が好きなんだろ…♪」
私にとって。今は
他でもない“ジュンスくん”になってるから。
A「ふふふw お弁当箱ないなー。これしか。
仕方ないよね。あとは・・・」
冷蔵庫を覗きながらメニューを考える
こんなことならもっと、
お母さんに料理を教わっとくんだったな。
実家にこんな歳までいたのに、って
最近の私はよく思う。
環境が私を変えたのか？
それとも・・・
私はどこか、感じてたんだ“中からこころ動く感覚“を。
わくわくするから、自然と顔もほころぶ
夜中の1人のキッチンも、わくわくしてたんだよね。
.*･ﾟ .ﾟ･*.
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作者名：yuyu×maco
x他1人 | 作成日時：2023年3月22日 23時
