COLOR ME IN *°Part 3 (ページ31)

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自分にも刺さる気がした ~JS side~ ページ31

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料理は片付けまでが料理。

って、
いつかうちの母さんが言ってたっけ。

父さんと、双子が揃って男だし、
母さんは女ひとりで大変だったろーなぁ。

初めて家を出て、この歳で恥ずかしいけど

何十年も主婦をしてきた母さんは
毎日毎日同じことを繰り返してて。

本当に大変だっただろうな、今も現在進行形だしね。

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ゆゆと一緒にお皿やフライパンを洗いながら
そんな事を考えてた。

ゆゆ「フライパンは最後に洗うといいよー
お皿とかに油が移って中々落ちないから。
あとね、お皿は底から洗うと、表の汚れも落ちやすいんだよ」

JS「なるほど〜！」

ゆゆ「これ、ジェジュンが教えてくれた(笑)」

JS「さすがw」

ずーっと、変わらない生活に落ち込む事も
そりゃあるかもしれないけど。

変化も大切だけど……

そうだ、僕がさっき

〝それってダメなことなのかな？〟

って思ったのは……

きっと、〝変わらない安心〟って
一番大切なんだ、って思ったからだ。

毎日毎日、同じように過ごして
その中で色々と小さな変化はあるけど

同じ事、を続ける事の難しさ

相手に気持ちを向け続ける事の難しさ、を

僕は知ってるじゃん。

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JS「あのさー、ゆゆが、さっき言ったこと。

何年もずっと生活が変わってない、って言ったけどさ？

浮き沈みが少なく、今を続けてく事って
一番大切で難しくて。

相手を不安にさせない平穏、って
めちゃくちゃ大切なんじゃないのかな？」

ゆゆ「………え？」

JS「仕事だって、幼稚園の子供たちにさ
ずーっと同じく向き合ってんのしんどい時もあるじゃん？
だけど〝変わらない存在〟って一番の安心だよ。

ジェジュンにとっても、ゆゆってそーなんじゃない？

だから、いるだけでいい、って言ったんだよ。

ダメなことじゃないよ。」

そう、これを言いたかったんだ！
良かった、ちゃんと伝えられた。

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ゆゆ「ふふ、ジュンス、先生みたいーw」

JS「先生だから！(笑) ゆゆもじゃん！」

ゆゆ「………ありがと。そう言ってもらえて自信ついた。」

JS「んっ♪」

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二人のハンバーグ作り。

ちょっと深く話した、この時間。

大人になったからこそ話せような
幼なじみとしての良い時間になって。

今日、ゆゆと話した事は、

今の自分の心にもちょっと刺さるような気がした。

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