ハートのコロッケ ~JJ side~ ページ4
コロッケ、たくさん揚げてたからよかったw
思わぬ訪問者で、色々と押した夕飯の時間。
・
JJ「さ、食べよう」
目の前にいるのはAとユチョン。
んで、小さなスツールに座ることになってしまった、
お誕生日席のジュンス。
みんなで、揃って、いただきますをした。
隣にいるゆゆを見たら、
少しだけ戸惑うような目線をくれたから
JJ「大丈夫、いつも通りでいいよ」
小声でそう言う。
だってゆゆにもさ、
俺たちの関係はチームのみんなには言わない方針てこと、伝えてあったから…
今自分がどういう行動したらいいのか、
曖昧にさせちゃってる。
・
YC「えっと……ユチョンて言います。
自己紹介すれば、知り合い？友達、になれるかな、ってね？」
急に喋り始めたユチョンを、ゆゆとジュンスがキョトンとした顔で見つめたけど、
すぐに意味を理解してくれて、笑顔で見つめてる。
俺とAも、その様子を見守る。
YC「突然お邪魔しちゃってごめんね(笑)
びっくりさして。んで、これ本当は規約違反で。
さっき我らがリーダー、ジェジュンにちゃんと怒られました。
反省します。」(ぺこり)
A「私も怒られました！ごめんなさい。」
JJ「ちょっとw なんかめっちゃ怖いリーダーみたいじゃん」
YC「怖くはないよ(笑)頼りがいのあるリーダーだから、みんな信頼して自由に仕事出来てんだよ。
今回のことは俺が自由すぎた(笑)悪かった……です。」
・
ゆゆとジュンスにとっては、
ユチョンは謎すぎた男だったからw
よかったよ、ちゃんと話せて。
自己紹介をしたら、友達になれる、もんね？
二人も軽く自己紹介をして
そこから先は、普通に会話を楽しんでくれてる。
・
JJ「あー、ダメ！！そのコロッケは俺のっ」
ユチョンが大皿から取ろうとしたハートのコロッケ。
崩れると思いきや、わりと綺麗に揚がったんだもん。
それは俺のっ！絶対あげない⇽
YC「なーんだ、
可愛いハートだったから貰おうと思ったのにw」
JJ「ユチョンはこの一番でっかいのあげるから、ほら！」
チリトマトソースをかけて、
ハートのコロッケを慌てて一口食べると、ゆゆは隣でクスクスと笑ってくれた。
さっきも、ジュンスの部屋に行くの……強めにダメって言っちゃった後だし
そのあとキッチンで一緒に準備してた時も、ゆっくり話すような状況では無かったしね。
だからいつもの感じに、ほっとしたんだ。
笑っててほしいから、ずっとさ。
・
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作者名：yuyu×maco
x他1人 | 作成日時：2023年3月22日 23時
