COLOR ME IN *°Part 3 (ページ30)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:4,835 hit

可愛い ~JS side~ ページ30

ハンバーグは焼くのが一番難しい。

中まで火が通ってるかの基準、僕には分からないw

作るのは楽しくて、
本当に粘土遊びみたいだw

あとは……食べてくれる人を想像するともっと楽しい。

ジェジュンとAさん。
今日は夜に食べてくれるか分からないけど。

それでも、僕が仕事帰りに疲れて帰ってきた後に

好きな物があると嬉しいし、温かい気持ちになるみたいに

その人の笑顔、を想像する。

〝ジュンスくんすごい！美味しい！〟

って、言ってくれたら嬉しいもんね。

JS「……………」

あれ、ジェジュンもいるじゃん(笑)

なのに頭の中にぽんって、浮かんできたAさんの顔

いやいや、きっとジェジュンはゆゆのハートのハンバーグを
うれーしそうに食べるだろうから←

僕のはAさんが食べるんだ、うん、そうだ←

・

ゆゆ「うまー！美味しいじゃん！大成功だね♪」

JS「うまっ！！ゆゆのおかげだー！
僕ひとりじゃ出来なかったもん、ありがと！」

さっきまで、曇ってた表情が
嘘みたいに明るいゆゆ。

よかった。少しでも元気になってくれて。

人の感情の変化や、悩みに
〝気付ける人〟になりたいよ？

それは、先生だからってのもあるし

人として、なりたい自分でもある。

だけど正直僕は、
恋愛……に関しては上手くやれない人だから(笑)

女の子の気持ちはわからない。
だからゆゆの気持ち、本当に分かってあげられたかは
自信ない。

僕なら、
こうしてもし、彼女が悩んでたら
普通に、可愛いって思っちゃうけどなw

ジェジュンもそうなんじゃない？

ゆゆの悩みは、

僕には無いもので。

アドバイスなんて出来ないし、しようとも思ってない。

それよりも、
正直に僕が見ている二人を、伝えてあげられたらな
って、思ったんだ。

そんなふうに、

他の人と比べて自分に変化が無いことを
羨ましく思う必要は無くて。

僕から見たら、

ゆゆのほうが、深い深い心の奥から

前を向いてる、って思うから。

結局、ゆゆはハートのハンバーグは焼かずに
冷蔵庫に入れてたし♪

ゆゆ「ハートのよりこっちのほーが大っきいから！
私はこれ食べるー♪」

JS「(笑)」

なんて、言い訳しながらw

照れ隠しのつもりが、
全然隠れてないところ(笑)

さっきの悩みも
ジェジュンが知ったら

可愛い、愛おしい、って思うんだろうな。

・

・

・