言い訳にしないで ~JS side~ ページ20
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次走れる日を聞かれてて
わりとすぐ、次の日に時間取れて。
しかも…今週は結構仕事も落ち着いててさ
部活が終わればすんなり帰れそうな日ばっかり！
僕は嬉しくてウキウキしてた。
夜に二人で家を出て、
走る前の準備運動しながらさ、
そんな僕のウキウキな気持ちをAさんに伝えたら……
反応がすごい微妙で……。
(？？？)
そう思ってたら、Aさんから言われたこと。
ちょっとショックだったんだ……
だってさ
僕は楽しかったから、この習慣が。
この時間が。
この時間がなくなっちゃうとか
考えてもなくて・・・
Aさんの言ったことへの返事はせず
とりあえず走りはじめたけど
頭んなか、さっきのことでいっぱい。
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Aさんの本音が知りたい
僕がやりたくて始めたのに…
僕と走りたくないのかなー？
僕に“悪い”って思ってるみたいだけど…
ぐるぐると頭の中でいろいろ考える
このコース
遊歩道にいくつかすごく細いトンネルがある。
これも……僕は気になる場所で
死角になるし
道幅がとにかく狭いから…向こうから男の人とか来たら
トンネルっていう場所がすごく怖いよね？
夜はすごく危ない気がして
そういうトンネルの３つ目
今日の雨のせいでできた水たまり。
ほら、こういうのもね。1人じゃさー
Aさんはちょっと躊躇してたけど…
差し出した僕の手に掴んでくれたから。
休憩してる時に伝えた僕の考え
そして、教えてくれたAさんの本音。
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A「ダメじゃない。イヤなんてない。
楽しかったから…いつも、楽しかったから。
こんなに走ってなかったし、前は。
だけど楽しかったから、もっとって…回数も増えちゃって…」
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良かった♪嫌じゃなくて。
楽しかった、って何度も言ってくれたAさん。
僕と同じじゃん、ね！
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この時間も、なくならない♪
後半のRUNは いつもみたいにいろいろ
おしゃべりできたね。
僕は
今の学校のことや生徒のことも話す
そうだ。
JS「…ねえ。ユチョンからもらった“くま”にさ？
名前…ってもう付けた？の？」
A「あー！ううん、付けてない。
そういえば付けてないやー」
JS「そっか」
ふーん。
あのくまは、まだ“くま”のままなんだな。
僕はなんだか『ふーん♪』って気持ちになったんだ。
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作者名：yuyu×maco
x他1人 | 作成日時：2023年3月22日 23時
