COLOR ME IN *°Part 3 (ページ19)

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跳びこえるページ19

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私がそれでもまだ、動けずにいたら……

JS「ちょ…っ！ほら早く！しみてきた、しみてきたよ、靴！」

そう言うから
伸ばされたジュンスくんの手……掴んだんだ。

JS「いくよ？せーぇーの…！」

せーの、で私もぐっと手に力入れて

向こう側に飛び込む

A「…っと！」って後ろに
おっとと、ってしたら

まだ繋いでた手でグッと引き寄せてくれて

ジュンスくんが、抱きしめるみたいに支えてくれた。

A「・・・/// ご、ごめん。ありがとっ」

恥ずかしくて、すぐに離れる。

JS「・・・……走れる？いこー」

また走り出す

いつもの給水場所で休憩。

JS「…………ねえ。」

水を飲みながら静かに彼が口を開いた。

JS「僕はさ……楽しかったんだ。
ちっとも無理してなんかないし？
大変だとか、負担だとかなんて…思ってもなかった。

ぼくが…僕が大丈夫だよ、って言ったとしても…
Aさんは、ダメなの？イヤなの・・・？」

A「え…。」

JS「さっきの話しだとさ。
Aさんは僕のこと、考えてくれたんでしょ？
僕が大変なんじゃないかって。だからやめよう、って。

だからそれ、大変じゃない。ってさ、僕が言ったら………
やめるのやめる？それでもやだ？」

私は首をブンブンと横に振る

A「イヤだなんて…っ！ない。全然思ってない！……
だけど・・・」

JS「僕を。“僕へのこと”を言い訳にしないでさ？
Aさんの気持ち…教えてよ。正直な気持ち。
僕が “いいよ” って言っても…ダメなの？」

顔を上げてジュンスくんを見ると

優しい目…してた。

わたしは首を横に振る

A「ダメじゃない。イヤなんてない。
楽しかったから…いつも、楽しかったから。

こんなに走ってなかったし、前は。
だけど楽しかったから、もっとって…回数も増えちゃって…」

JS「うん。」

A「ジュンスくん疲れてるのにごめん、って思ってたのに、それ……気付いてたのに自分が楽しいからって
ちょっと後回しにしてたとこあるの。ごめん。
ほんと、ごめんなさい。」

JS「うん^ ^ じゃあ…さ？僕が大丈夫、なら…大丈夫だよね？

このコースはさ。2人がいいよ^ ^
さっきみたいに…ね？いろいろ…あるからさ(笑)」

A「…うん。ありがと。
これからも、一緒によろしくです…」

JS「うん。じゃあー行こっか」^ ^

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今度は、ちゃんと二人並んで、
同じペースで走り始めた。