僕も行く ページ13
やっぱりそこに、
ジュンスくんは見あたらない。
お水を出して、ひと口飲む
A「ジュンスくん、今日もまだ帰ってないの？」
ゆゆ「みたいだね？ほとんど外で食べて帰って来てるみたいだよ？」
A「そーなんだ」
ちょっとだけ会話して
おやすみーってする。
あとは寝るだけの自分の部屋
ラグの上でゴロゴロストレッチしながら
目に入ったサボテンの横には
綺麗すぎて食べれないまま
ディスプレイみたいになっちゃってるチョコレート
そのまた横に、買ったままのランニングシューズ。
A(走ろうかな…)
実家にいた時は、
週末の朝ちょっと早めに起きて走りに行ったりしてた
帰ってきたら朝ごはんはできてたし。
ここに来てからは
週末はやっぱり朝は少しのんびりしちゃってて
部活行く前のジュンスくんがいたりしたら
みんな揃って朝ご飯できることもあったから
朝から走ることはしてなかった。
(街は暗くないし夜の時間使ってもいいかも♪
自分磨きするんだった！)
飾りみたいになっちゃってた
ランニングシューズに手を伸ばすと
紐の調整をして、いつでも履けるようにした。
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翌日から
私は夜のランニングを、時間を見つけてはするようになった。
何度か一人で夜RUNをしていて
今夜も今から行こうって
玄関出たところで
靴のつま先をトントンってしてると
JS「…今から行くの？」
そこに帰ってきたジュンスくんの声
A「わ。おかえりー。今日は早いね？よかったね。
うん、そう。今からちょっとだけ…」
JS「夜…走ってるの？」
A「あ。うん。前は…実家の時は、朝は走ってたんだけど…こっちは夜も明るいし…」
JS「ちょっと待ってて。僕も行くから」
A「え？」
JS「僕も…一緒に走るから。すぐ来るから。
まだ玄関の中入って待ってて！」
そう言ってジュンスくんは
ドタドタと廊下の先の部屋まで行って
本当1、2分で戻ってきた
JS「行こ！どこ走ってるの？」
A「あ…えっと…こっち。」
学校帰りだから？か
私への敬語もほとんどなくて
なんだか……先生みたいw
A「っふふふ(笑)」
ゆっくり川沿いを走る
JS「なんで笑いますかー？」
A「あー。敬語になっちゃったw
さっきまでジュンスくん、頼りになるせんせー
みたいだったから(笑)」
JS「うは(笑)間違ってませんよー。
僕は頼りになるせんせーです」
A「w頼りになるんだー！」
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作者名：yuyu×maco
x他1人 | 作成日時：2023年3月22日 23時
