42. 彼女の家 ページ43
テテとグクに見送られながら
すっかり暗くなった外を2人で歩く
テテはグクとテレビゲームをしてから帰るらしい
「Aちゃん、寒くない？」
「大丈夫ですよ、ジミン先輩が手 繋いでくれてるから」
「あっ、ごめ、普通に繋いでちゃった」
無意識に繋いでいた手を離そうとすると
Aちゃんが離してくれなかった
「離さないでください」
「……うん」
しばらく歩いてAちゃんの家に着く
初めてくるな、女の子の家なんて。
「入ってください」
「おじゃまします」
ほんとに誰もいないというか
活気がない。
電気がついてないから不気味なんだろう
「私の部屋こっちです」
階段を歩いてドアを開ける
部屋はシンプルで
必要最低限のものが置いてあった
Aちゃんの匂いが広がる。
「ジミン先輩 お風呂はいってきていいですよ」
「え、いいの？」
「服は用意しときます ……お父さんのですけど
降りたらすぐバスルームあるので」
「ありがとう」
お風呂に入りあがると
少し大きめのシャツとスウェットとズボン
部屋に戻るとAちゃんが
ちょこん、と座ってまってた。
かわいいな、僕が帰ってきた瞬間
ぱっと笑顔になるから思わず僕も頬が緩む
「お腹すいてないですか？」
「ん、まだ空いてないかな」
「後で私がご飯作りますよ？」
「ほんと！？ありがとう〜じゃあ今すぐ食べたいなーなんて」
「でもその前にここ座ってください」
「？わかった」
ベットをとん、とたたかれる
僕はベットの上に座ると
Aちゃんにゆっくり押し倒された
「……えっ？ちょ、」
「ジミン先輩……」
目の前には妖艶に笑った
Aちゃんとその先には天井
ゆっくりと近づく顔。
僕は目を瞑る
「汚された私を愛してくれますか？」
目を開いて耳元でそう言ったAちゃん
を見る 表情は見えなかったけど
か細くて 震えていた
「……え？」
「…………私がなんで男遊びしたのか教えます」
僕は黙って聞くことにした
「ジミン先輩が着てるそれ、
亡くなったお父さんのなんです」
「なく、なった……？」
Aちゃんは体を起き上がらせ
僕に馬乗りした状態で話す
「夏休みに入る前 事故で亡くなったんです」
「それで……お母さんが男遊びを始めて…
毎日遊んで帰ってこなかったことが増えました」
「それからです、私が
バイトでお金が足りなくなって 男遊びというか、始めちゃったんです 」
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siam(プロフ) - コミンさん» そうです！主人公ちゃんに惑わされつつも変えていくそんな小説です拙い文章で趣旨を理解してくださるなんて ほんとありがとうございます……！とても嬉しいです。がんばります；； (2018年3月13日 11時) (
レス) id: 73c2604e82 (このIDを非表示/違反報告)
コミン - ジミンちゃんが主人公ちゃんを変えて行くんですよね？！めっちゃ面白いです！毎日更新されているか必ずチェックしてます！ 更新頑張ってください！ふぁいてぃん！！ (2018年3月13日 0時) (レス) id: 1384a18ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soyu | 作成日時：2018年3月11日 15時
