35.キス ページ36
「……」
Aちゃんは僕に抱きついて
顔をあげる
「Aちゃっ……！？」
首元の襟をグッ、と引っぱられ
唇が触れる。
「ジミン先輩のぱぼ」
「えっ？」
いろんな感情が入り交じり、
頭が混乱する
「先輩は、私のこと、本気で好きなんですか？」
「大好きだよ、初めて見た時から本気で
Aちゃんと真剣に付き合いたいって思った
映画に見に行ったり、他愛のない会話したり……」
「私とシたいって、思わなかったんですか？」
「思わないよ、だって本気で好きな子だから大切にしたいもん」
「……」
「だから、グクとか、テテとかとキスされたら、
すごくムカついた」
「ふふ、」
「え、なんで笑うの」
「私そんなにいい子じゃありませんよ？」
にや、とわらうAちゃんはどこか、
つらそうだった
「でも 本気で男遊びやめてほし……」
また触れる唇
「ちょ、待っ、ここ外だってば……」
「いいじゃないですか、こんなくらくて
狭いとこ、猫ちゃんしか通りませんよ？」
「猫ちゃんって、んっ…！」
「んッ、……んぅ……」
さっきより、長くて、
息が苦しくて、口を開けると
Aちゃんの舌がねじ込まれる
「ん……！？」
縮こまった僕の舌を誘い出すようにつついてきて
くちゅ、、と音が鳴るほど舌が絡まらさせれる。
何これ、こんなキスしたことないし
気持ちいいと感じてしまった。
Aちゃんが僕の口から舌を離してくれた
「っは、……はぁ……っ」
何とか酸素を取り入れ、深呼吸をする
体が熱くて、どきどきがとまらない
頭がぼーっとするし、Aちゃんの
妖艶な笑みを浮かべせながら
舌で唇を舐める姿を見て、さらに体が熱くなっていく
「こーふんしてるんですか？」
「ぁっ、して、な……ぃ……」
耳ともで囁かれ、肩がぴくっと震える
「ふふ、ここ 勃ってるのに？」
Aちゃんの手が、
僕の中心に触れる。
「やめ……〜っ！ ほら、帰るよ！！」
「きゃっ、」
Aちゃんの手を強引に掴み
道路へと抜ける
「そんな状態で道歩くんですか？」
「お、おさまるから！！歩いてたら！！」
「そのまま抜いてあげたのに」
「もう、やめてって言ってるでしょ！？」
僕は恥ずかしすぎて、怒りがこみあげてきた。
「じゃあ今日は本屋はお預けですね」
「Aちゃんのせいだから！」
「私のせいで興奮しちゃったってことですよね？」
「もう！」
Aちゃんはくすくすと笑った
秋風が熱い体には嫌というほど心地よかった
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siam(プロフ) - コミンさん» そうです！主人公ちゃんに惑わされつつも変えていくそんな小説です拙い文章で趣旨を理解してくださるなんて ほんとありがとうございます……！とても嬉しいです。がんばります；； (2018年3月13日 11時) (
レス) id: 73c2604e82 (このIDを非表示/違反報告)
コミン - ジミンちゃんが主人公ちゃんを変えて行くんですよね？！めっちゃ面白いです！毎日更新されているか必ずチェックしてます！ 更新頑張ってください！ふぁいてぃん！！ (2018年3月13日 0時) (レス) id: 1384a18ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soyu | 作成日時：2018年3月11日 15時
