28 ページ28
WN「暫くお世話して欲しいんだけど、いい?」
A「勿論ですよ!」
ある日、ウォヌ先生がジュンを連れて私が住むアパートにやってきた。
先生はこれから出張の為暫く家を空けるのだという。
流石にジュンを連れて行くことは出来ないので、私の家に泊まることとなった。
JN「よろしくねん!」
A「うん、こちらこそ」
何だかんだ"ジュン"を見るのは、久しぶりな気がする。
私が中々会いに行けてないってこともあるしな……。
/
JN「A、日中も空いてるなら言ってくれれば良かったのに!」
A「うーん…まあ、そう………ね」
生憎私の休みは固定されてないから言いにくいのよ…。
最近は在宅になったからいつでも家にいるけどさ。
JN「でも、Aの家に泊まれてテンション上がってる」
A「先生の家が嫌になった?」
JN「違う〜!ずっと会いたかったんだもん!」
A「……」
突然そんなことを言われたもんだから、胸がキュンとしてしまった。
それは私も同じで。
「私も」って言いたかったけど、敢えて言わないで笑って誤魔化すことにした。
東君様から言われたあの言葉がふと過ぎる。
何か、何でこんな勘繰り回ってるんだろう。
JN「そうだ!少しだけど、新曲作ってみたんだ」
A「え、マジで?」
JN「うん!聞いてみて!」
ジュンは話題を変えて場の雰囲気をも変える。
彼は自前のパソコンから音楽制作ソフトを開く。
どうやら旅のお供に持ってきていたらしい。
曲が流れる。歌詞はまだない。
A「おー……」
多分東君様のアイデアであろう要素と、ジュンの要素がいい感じに混ざっていて聞き心地がいい。
どちらかが掻き消されてる、みたいなことはないように感じた。
A「神曲じゃん!」
JN「マジで?!これ活動休止明けに発表しようかなあ」
A「わあ、スポ喰らったな私(笑)」
JN「スポじゃないよ、Aだけ先に聴けたんだよ!(笑)」
FC限定で先に聴かせますみたいなサービス?(そんなシステム実際にあるの?)
失礼ながら私はジュンのFCにすら入ってもないんだけど。
JN「東君さんにも聴かせてあげよ!」
A「いいね」
そういやこの前、友人に軽いノリでジュンに沼りかけてるって言ったら、怒涛のMVやら何やらと動画のリンクが送られてきた。
分かる、分かるよ。
いっぱい布教したくなるのがオタクあるあるだもの(?)
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らん(プロフ) - なななさん» ありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです(^^) (2022年10月16日 21時) (レス) id: 0ecbff2ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ななな - このお話ほんとに面白くて好きです(TT) (2022年10月16日 18時) (レス) @page42 id: 06e77ab537 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らん | 作成日時:2022年9月24日 19時