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JN「そういえば、その首飾り。肌身離さず付けてくれているのだな」
A「……」
ジュンから貰ったネックレス。
あれ以来、私は何故かずっと付けていないと落ち着かなくなっていた。
JN「大事にしているのはよく分かるぞ」
A「何か、綺麗だから……つい」
ここで私は、ずっと気になっていることを聞くことにした。
A「東君様」
JN「何だ?」
A「ちょっと聞きたいことがあって…」
JN「申してみよ」
A「姫巫女さんのことなんだけど」
彼は少しだけ血相を変えた。
それほどまでに、姫巫女さんに思い入れがあるのだろうか。
A「美人さんでした?」
JN「……ああ。そなたと瓜二つで、とても美しい人間だった」
A「え……」
JN「だからあの時、私はAを姫巫女と思い込んだのだ」
さあ、どうやって飲み込もう。
あの幻を見た時、姫巫女さんの顔はハッキリと見えなかった。
今になってやっと分かった事実。
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らん(プロフ) - なななさん» ありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです(^^) (2022年10月16日 21時) (レス) id: 0ecbff2ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ななな - このお話ほんとに面白くて好きです(TT) (2022年10月16日 18時) (レス) @page42 id: 06e77ab537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らん | 作成日時:2022年9月24日 19時