続き ページ7
二宮「山Pお疲れ！」
山下「お疲れ様です」
収録終わり。
廊下で二宮君が声をかけてくれた。
でも、実は、受け答えだけで一杯一杯だった。
解熱剤の効果が、切れてきた。
さっきみたいな頭痛が、少しずつ迫ってきている気がする。
二宮「…大丈夫？」
山下「あ、大丈夫です」
二宮「演技、上手だと思ってたけど
もしかしたら俺の方が上？」
そう言って、笑った。
もしかして…？
その予想は的中した。
二宮「熱とか、ある？」
ドキリ、と心臓が鳴る。
山下「あ、えっと…」
二宮「図星？」
もう、隠し通すことは出来ない気がした。
山下「でも、収録もちゃんと乗り切れたので…大丈夫です」
二宮「まぁ、一人だとこっちも心配だし、楽屋来てよ」
山下「でも…」
二宮「世間からしたら、王子様かもしれないけど
俺からしたら、まだ、可愛いんだからさ」
そう二宮君が言うと、嵐の楽屋へ連れて行かれた。
そこには、大野君や松本君…二宮君以外のメンバーがいた。
大野「どうしたの？」
二宮「体調悪そうだったから、捕まえてきた」
櫻井「捕まえたって…」
二宮「ここでも座ってて」
山下「ありがとうございます」
座った途端、さっきの頭痛が戻り始めてきた。
痛い…あの時みたいなズキンとした痛み。
松本「大丈夫？」
山下「大丈夫です…」
相葉「取ってきてほしいものとかある？」
山下「…あの、もしよかったら、鞄を」
相葉「OK!」
そう言いながら、相葉君は駆け足で
俺の楽屋に行ってくれた。
櫻井「いつからなの？熱があるの」
山下「朝…からです」
大野「あんまり無茶しない方が…いいと思う」
山下「ごめんなさい…」
松本「まぁ、それが山Pのカワイイ所だけど」
叱ってくれて、でも、優しくて…
そんな優しさが、心にしみていくような気がする。
相葉「持ってきたよ！」
山下「あ、ありがとうございます」
鞄を受け取ろうと立とうとすると、ダメダメ、と言いながら
相葉君が、こちらに来てくれる。
相葉「開けちゃうね」
そして、鞄の中から、解熱剤とペットボトルを取って
俺に渡す。
それを素直に受け取って、薬を水で流し込む。
二宮「でも、熱あるのにこの番組なんて、よく頑張ったね」
櫻井「すっかり、大人になったんだもんな…」
皆、俺の事年下に見すぎでは…？
そう思ったけど、心のどこかでは嬉しかった。
やっぱり、最高の兄貴だ。
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地方のジャニオタ - そして，様子がおかしくなったと感じたメンバーが話そうとするけど，本人は拒否｡その場から逃げようとする七五三掛君の腕を吉澤君が掴むとリスカした痕が見えて，聞き出して，状況が分かり，いじめたスタッフから助けるお話をお願いします｡ (2022年6月24日 19時) (
レス) id: 7a327a82dc (このIDを非表示/違反報告)
地方のジャニオタ - リクエストお願いします！TravisJapanの七五三掛君がスタッフにいじめられて，人間不信になり、リスカしてしまいます。 (2022年6月24日 19時) (レス) id: 7a327a82dc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます(^^)また更新されたら嬉しいです( ＾▽＾) (2021年5月27日 19時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - 艸さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2020年5月5日 18時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
紡ぎ糸 - はるきさん» 今回も詳しくありがとうございます。了解です。 (2020年5月5日 18時) (レス) id: f3cd696ec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紡ぎ糸 | 作成日時：2020年3月5日 17時
