早くステージに立ってね7〜リクエスト小説〜

長尾謙杜　怪我　イナさんリクエスト ページ2

＠高橋 恭平

今日は、歌番組のためのレッスン。

ライブでやった曲やオリジナル曲をするから

比較的、リッラクスムード。


西畑「休憩終わりにして、"We are 男の子"やるよ」

道枝「はーい！」


次は、この曲か。

先輩の曲とはいえ、踊り慣れている。

そう皆も思っているのか、ゆっくりと動き始めた。

後から思えば、少しのろけていた、のかもしれない。


この曲は、マイクスタンドを前に歌って踊る。

手にはポンポンを持って。

その為か、一人一人の間隔が多少狭い。

でも、その事を、みんな忘れていていたのか

それか、あまり注意していなかった。


明るいイントロが流れ始める。

Aメロ、Bメロ、サビが終わって

間奏も少しで終わるという時。

あっ、という声と共に、俺は、倒れた。

一瞬、何があったか分からなかったけど

俺の近くに、長尾が倒れていた。


長尾「ごめん...怪我してない？恭平」

高橋「俺は、大丈夫やけど...長尾は？」

長尾「足、捻ったかも...」

藤原「保冷剤、貰ってくる」


丈君がスタジオを出て行く。

俺は、何をすればいいか、分からなかった。

それでも、一つ分かった事。

それは、皆、真面目にレッスンをしていなかった

という事だけだった。

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