魔界の英雄が戻って来ました！ (ページ39)

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第７話　魔王を目指す者　ページ39

サブノックＳＩＤＥ～

ズゥゥゥン

『まおうのよげんのしょ、かのものあまねくしゅ………をはいかに………めちの……ばん……？
ばんぶつを……し………そのみぎてには………』
「また、魔王のお勉強ですか？
サブロ様はどうして、そんなに魔王になりたいのですか？」
『己が………(魔王になりたい理由は)』

ドッ

『ぬッ(金剪りの長………！！成る程、確かに金を着ているが如き頑丈さ……)』

ガチッ

《サブノック家系能力
噛んでいる物質と同質武器の創成》

ズズズ……

『己はこんな所で終わらぬッ(己が魔王を目指す理由は――――)』

――――幼き頃

？「サブロ。お前は魔王になるべく生まれたのだ。
我が家系の悲願を果たせ。」
『ハッ！』

『(宿命？)』

？「さらばだ、サブロ。
いつか魔王の座をかけて闘おう。」
『兄上ッ！』

『(因縁？)』

女の子「兄様、どうか魔王になって…………絶対………ですよ……」

『(約束？)』

『そんな理由は………一切ないわッ！！』ドゴォンッ

『(己が魔王を目指す理由は)ただ、魔王が１番カッコいいからよ！！
悪魔に生まれたからには、その頂点に立つのが１番カッコいいのだッ
己は上を目指す意志を持たないカッコ悪い悪魔にはならない！！』

『………ハッハァ』

己は、後悔などせん。

『野望に従い、此処に来た………！
己は、最後まで自分の意志を貫いたのだッ！！』

そう言ったら、紫、蒼、赤、オレンジ、緑、黄、ピンクの色が己の目の前に飛び込んできた。
アレは、

『海斗と二葉、雷斗、秀、奏、獅音、美空、春香、蓮、累ッ！？どわッ』
海斗「サブノック君、大丈夫？」
『ヌッヌシらッ何故ここにッ』
二葉「上からサブノックが襲われているのが見えてな、思わず飛び出してな。」
獅音「いや、如何にも死にそうだったからな。」
『はぁッ！？上って………』

ヌゥ………

２人「「テメェ等は後ろに下がって(ろ)て！！」」

己と海斗、二葉達は長によって回り込まれてしまった。

サブノックＳＩＤＥ終～